第三回 虹霓戦レポート
本稿をご覧いただきありがとうございます。
本稿は5/12開催の第三回虹霓戦のレポートになります。
1.5/12時点までの環境変遷
CL札幌開催前、「変幻の仮面」発売直後
…《ドラパルトex》デッキの台頭、デッキタイプの多岐化
→シティリーグにおける上位入賞割合は30%に迫る大流行
CL札幌環境
CL以前のシティ環境同様、《ドラパルトex》が圧倒的シェア、次いで《ルギアVSTAR》が多く結果を残しました。
大きく目立った点として、ミライドンの大流行が挙げられます。また、ドラパルトの存在からポジションを失ったと評されていた《サーナイトex》が(恐らく全体数が少ない中で)結果を残していた点が印象的です。
CL札幌開催後環境
ミライドンのシェアが伸び二番手まで浮上しています。サナと比較して見た目のプレイ難度が低く乗り換えが容易であったためと思われます。
また、《タケルライコex+緑オーガポンex》が結果を出し、その通りの良さから環境デッキとして認識され始めました。ポンの値段が3倍くらいしている
簡潔にまとめると
・ドラパが強くて大流行→ドラパに強いデッキが環境入り(※ここまでわずか1,2週程度)
5/12時点の環境としてはドラパに強いデッキがいる前提で立ち位置の良いデッキが増加するという予測ができます。
兆しとしてはドラパルト対策に重きをおいた《リザードンex》が結果を出していました。
本大会においては、それに加えてBO3形式であることを参加者が考慮した上でのデッキ選択が行われるという環境でした。
第三回虹霓戦分布一覧
・サーナイトex 5
・ミライドンex 4
・ドラパルトex 4
→内ロストゾーン軸 3
・リザドラパ 2
・リザードンex 1
・ロストバレット 4
・ロスギラ 2
・カビゴン 2
・タケポン(タケルライコオーガポン)2
以下使用数1
・古代ウィニー
・サーフゴーパルキア
・ウガツホムラ
・ルギアVSTAR
・ヤバソチャオーガポン
上位入賞者は以下の通り(敬称略)
・Gahara ロストバレット
・レゴ サーナイト
・ノダ 古代ウィニー
・Justice ロストドラパルト
・レイ カビゴン
・ジオン ロスギラ
最も使用数が多かったデッキは《サーナイトex》でした。この点はBO3形式を考慮すると使用を躊躇う系統のデッキであると考えていたため意外でした。
その他以外であったのは、・ルギアVSTARの使用数が1であったこと、・ドラパルトデッキの殆どがサブアタッカーを据えたものであったことでした。前者は環境の変化を考慮して(にしても少ないなと思いました)、後者はメタを超える手段としてドラパルト以外の攻め手が必要であるという考えがあったか、ドラパルトデッキを模索しようとした結果のどちらかが要因だと思います。
上位入賞はどれかのデッキタイプに偏ることはありませんでした。
一方で多くの方が使用していた《サーナイトex》、《ミライドンex》の2デッキは厳しい戦いを強いられていた印象でした。
使用デッキリスト(以下敬称略)
《サーナイトex》
《サーナイトex》はやはり時間のかかるデッキであり、時間切れの際の裁定で不利な面が強く影響したと思われます。今回の時間切れが生じた卓は基本両者がロスト系統かサーナイトのいずれかでした。ロスト系統は後1から打点が出せるデッキであるため問題ありませんでしたが、サーナイトはそれに対する解答を意識して構築する必要があるように思いました。
一方で、最序盤のごっつぁんプリファイさえなければミライドンとも渡り合えること、新興のタケポンに対しても有利なサイドレースを仕掛けやすいことから立ち位置の良さは依然変わらぬものがあるとも捉えられるため、ある程度の割り切りをして使用することやDAY1のみの使用をする選択も有意義かもしれません。
いずれにせよ、リストとプレイの洗練は必須であり、もし使うつもりならなるべく早い時期からオールインするという覚悟が最も必要だなと感じました。
レゴ
1.ロストライコ WW
2.ロスト LWL
3.ドラパ WLW
4.ミライドン WW
5.カビゴン LWW
サナを使った理由
・シンプルにサナマシラ練習したかった
・せっかくBO3の練習をするなら使いごたえのあるデッキを使って時間の感覚を掴みたかった
・ライコオーガポンの台頭でミライドンに向かい風な分使いやすいと思った
感想としては
・3戦目にもつれ込んだときに勝つ可能性が低いのは明確にサナの弱みと感じた
・デッキの難易度が高い上にBO3は特に時間も気をつけてってなるとかなり大変だけど、3戦やれるおかげでデッキのパワーを十分に発揮できるのは安心感あって良し
・ロストと対面しちゃうと時間足りなすぎ
ナツ
《ミライドンex》
《ミライドンex》はメインターゲットであった《ドラパルトex》や《ルギアVSTAR》のシェアが少な目であったこと(※加えてドラパルトは《リザードンex》採用型や《かがやくリザードン》を採用できるロスト型が多かったこともあります)、シェアの多かったロスト系統の《アカツキガチグマex》が非常に重かったことが影響していると考えられます。一方で後1から高打点を出しやすいことは明確な強みであり、BO3形式に非常に適していることも再確認できました。
また、やはりこのデッキの対戦は1段階対戦が早く終わっていたように思います。
余談ですが、6月のJCSはDAY1予選10回戦であり、大型大会特有の緊張感に包まれた中で多くの試合をこなさなければいけません。そういった大会においてプレイの易化や時間の節約による体力の温存ができる点は評価すべき点だと思います。
そういう観点においても加味すると、《ミライドンex》はDAY1、DAY2を同じデッキで走る際に適しているデッキタイプだといえるかもしれません。
細目晴臣
マッチ
ロストドラパルト◯◯
サーナイト◯×◯
カビゴン××
ロストギラティナ××
ライコオーガポン××
使用した意図
・JCSでシェアが多い可能性が高いので参加組の練習になればなと思った
・bo3で5戦でも疲れなさそう
・遅いデッキに勝ちやすい
使用した感想
・前のめりな構築なので序盤遅れると巻き返すのが難しい
・エレキジェネレーターのヒットに左右される
・タケルライコがキツイ
《ドラパルトex》
《ドラパルトex》は現在デッキタイプが多岐化しており、各リストの洗練や吟味が進んでいる期間だと思われます。
基本的にはデッキ構築における主な課題である「どのようにエネをつけてアタッカーを育てるか」に対するアプローチによって区別されます。現在環境に存在するのは《ピジョットex》型(≒《メロコ》、《ネオアッパーエネルギー》などの採用)、《ネイティオ》型、《リザードンex》共存型、ロスト型の4種が存在します。
今大会においては、ロスト3・リザ2・ネイティオ1という分布であり、純粋にエネ加速として強力であることと《ドラパルトex》以外のアタッカーを採用できることが強みの2種が大多数を占めました。
リー
ドラパを握った理由はパオが使えないから流行っているデッキを握ろうというテキトーな理由です
マッチングは、
ライコポン(カエカエさん)先✕先✕
サナ(オオキサン)先○後○
サナ(レゴさん)後✕先○後✕
ピジョリザ(にら君)先○先○
リザパルト(ETAさん)先○後○という結果でした。
ライコポンは不利でストレート負けしてますが、2戦とも巻き返せそうなところまでいき、ハピナスよりかは全然勝てると思いました。上手い人のサナはかなりきついです。マシラとクレセリアがずっときつかったです。また、フーディンをずっと縛られるのでかなり苦しい対戦でした。ピジョリザやミラー戦に関しては早めに殴り始めること、ダメカンをばらまいてデヴォで盤面崩壊させれば勝てると思ってます。
感想としては、手札干渉4枚目が欲しい、メロコが欲しいと思った場面があった、ヘビボはほとんど使わないというような感じです
注:他にもジャミングタワーはサナやライコオーガポンを始めとしたお守りによる確定数ずらしを防いだりもできてかなり強力なカードに感じました。
ETA
マッチング
ロスト ×○○ ネクラアズマ
ロストギラティナ×× せらちょむ
ルギア×× たっちゅ
サーナイト×○○ だいばろり
ドラパルト×× リー
使用意図
JCS自体はルギアかドラパルトかで迷っているがほぼドラパルト行こうと考えてるので今回はドラパルトを選択しました
対戦した感想では個人的には全然ありだと感じました。今回はBO3だったので1戦目にどちらかのラインを見せない方法がとれて2戦目以降に逆襲する事ができた。ネイティオラインはサブプランにしかならないが展開できた時の安心感は良かった。ロスト軸にあたった時がキツく感じた。
ロスト系統
使用数が多い中で最も結果が良かったのはロスト系統だったように思います。それぞれが独自にチューンアップした構築を使用していた方が多かった印象があり、それらが十分に機能していたこととシンプルに使用者の練度が高い傾向にあったことが好成績の理由だと考えられます。
一方で依然環境TOPシェアである《ドラパルトex》へのアプローチと多方面に採用されている《ハバタクカミ》や《クレッフィ》が実際にどれだけ存在するかが懸念点だと思いました。
また、プレイ難度の高さや非常にプレイ時間がかかりやすいこと、環境が素早く変化する中(シティリーグが終了したため以前よりは緩和すると思われますが…)で逐一リストを最適化する必要があり、サナ以上にオールインする覚悟が必要だと感じました。
Gahara
マッチング
1.ドラパリザ WLWシバさん(サイド差)
2.サナ WLWレゴ君
3.ちょむギラ LWWせらちょむ
4.古代バレ WLWノダさん(サドンデス)
5.ロストドラパ LWWJustice君(サイド差)
使用意図
JCS参加者の壁役として1番練度が高いデッキを握ったのが大前提 BO3形式で強いデッキタイプであるルギアに負けない構築かつ前日の紙と人でサーニーゴさんがリザを使用していたので増えると予想 基本的にBO3形式で苦手なデッキタイプがほぼ無いと考えロスバレを選択しました
採用札回り
ロストスイーパー2枚 →先2ミラゲラインへの補助、3戦目突入時に 後1で試合を決められるよう2枚採用 ・感想 構築はBO1と大きく離れないようにしつつ、先攻時のパワーを上げる+後1で試合を決められるよう調整 また去年のJCSでの経験もあり、1試合目取った後のタイムコントロールも上手く出来たと思う ※2戦目が劣勢な際も即降参ではなく、3戦目サイド差まで含めて勝てるように調整する等
ひかる
マッチング
サナ LWL
リザドラパ LWW
サナ WW
タケポン WW
ロスギラ LL
イサハとはちまき入れてる理由は 悪リザが環境に戻ってくる読みで、非ルールでリザを1回倒したい為採用しています。
実践においても、サナ戦でHP120の素点100が偉くて、やりずらいってコメントもありました。 実践では特に活躍はできなかったはちまきですが サナ戦でしゅりけんをキルリア&サーナイトに打った返しにマシマシラでサナにのってる30を返されて残り250になった時にはちまきガチグマで圏内にいれれるのは偉いなと思いました
アウフタクト
マッチング
サナ ✕✕
ミライドン ✕〇✕
不戦勝
ロストドラパ 〇✕〇(サイド差)
サナ ✕✕
使用した意図
強引にサイドをとる手段が多数入っており幅広く戦える
アクロマ+オーリムで手札干渉後も復帰しやすい
ギラティナvは対サナ用のアビスシーク+封印石要員で採用
アビスシーク+アクロマでロストを進めてそれなりにゲームができた
対サナでは最速しゅりけんorごっつあんを目指したが、結局返しのアンフェアで詰まってしまった ジェットは入替節約のため採用 きょくらいごうでは使えない
反省点
・対サナのプランを見直す必要あり キャンコロ2枚程採用してロストを進める、序盤タケルライコで戦う等
・タケルライコの上技を忘れていた(手札トラッシュ6ドロー)序盤のアンフェア後に打てれば立て直しできそう
・現状のリストでは青ロストに弱そう カイナ・ガチグマの返しにキバを投げたい
・当然ながらエネ管理めんどくさい ギラは抜く
せらちょむ
1戦目 サーナイト◯×◯
2戦目 ドラパルト◯◯-
3戦目 ロスバレ◯××
4戦目 ミライドン◯×◯
5戦目 古代×◯×
今回はロスギラに雷エネルギー、ダブルターボ、テツノカイナexを入れたデッキで挑みました。
まずダブルターボについては、ギラティナVstarのロストインパクトや、カイナ、ガチグマの技と相性が良くミラージュゲートを節約する事が出来て、実質5枚目のミラージュゲートとして使えます。
テツノカイナexを採用した理由としては、イキリンコexを採用したデッキが環境に増えており、3-2-1などのサイドプランで試合を進める事が出来る事、他にも苦手なルギアやサーナイトデッキや古代デッキにも強く使える為です。
実際5戦目の古代デッキ対面ではごっつあんでサイド6枚取って勝ちました。
今回は色々とお試しと思ってこのリストを使いましたが、前日の深夜に急遽組んだ事もあり、あまり上手く使えてなかったなと思います。
また、3戦目のロスバレ対面ではカイナスタートしてしまった事が負け筋となってしまったので、スタートしたりデッキのエネの種類を増やして回しづらくする程採用するメリットは薄いなと感じました。
草エネを2に減らしたのも、かなり回しづらかったです。
ロスギラを使用するなら、やはり普通の形にした方が無難だと実感したので、そこは良い点です。
他のデッキと練度差がありすぎるので、本番もロスギラを使用すると思います。
ジオン
マッチング
ロストドラパ 後L先L
ロストドラパ 後L先W後W
青ロスト 先W先W
ミライドン 先W後W
青ロスト 先W後W
※その後話し合った結果、後1ごっつぁんプリファイを先2ナンジャモで返すには
先1と先2合わせて5~6回花選びして、そこに《ロストスイーパー》、《ギラティナVSTAR》or《アカツキガチグマex》、《ミラージュゲート》が要求されるため現実的ではなく、前述の理由で採用する意味合いは薄いという結論がでました。
緑タケルライコ
CL札幌後環境において脚光を浴びており、多くの人が着手していると思われます。《タケルライコex》のHP240がドラパルトやミライドン、ルギアといった上位帯に対して強力であること、青天井火力によってドラパルトに対して高いハードルを課すことができる点が強力です。
以前まで存在した《スナノケガワex》採用型に対してドラパルトはダメカンをばらまくことで特性を発動させずにサイドを複数枚所得出来るため青天井火力という強みを活かせませんでしたが、緑オーガポンであればそういったケアが存在せず能動的にエネ加速→火力へ変換することが可能であり強力です。
環境が進むにつれ警戒されることが多くなることが予想されますが、《オーリム博士の気迫》で古代のサブアタッカーを使用できることや《鬼の仮面》によってオーガポンのスイッチも可能であることから、ある程度の環境適応力も期待できるかと思います。
このデッキの世間の評価のメタゲームへの影響が大きいことを考えると、使用するかしないかに関係なく今後の展開に注視する必要があると思います。
カエカエ
マッチング
ネイティオドラパ ○○
カビゴンLO ✕○○
ロスドラパかがリザ ✕○✕
爆速ロスバレ ✕✕
ミライドン ○○
使用意図:流行りのドラパ、ミライドンにかなり有利
BO3で試行回数が多いので後1種切れイージーWinも狙いやすいかなとも
使用した感想:ドラパ、ミライドンにはしっかり勝てた なんだかんだLOも勝てそう かがリザとガチグマがキツすぎるのでロストシティを採用して倒す事で再利用させずにライコを押し付けていけそう
カビゴン
「変幻の仮面」にて登場した《おはやしふえ》を獲得したカビゴンデッキは、CL札幌以降から最大枚数採用した形を多く見かけるように感じます。
それに応じて《アカツキガチグマex》登場以降のトレンドであった「殴れる」カビゴンからクラシックな「LO一本」カビゴンが主流であると感じます。
また、テレポートブレイク+《ハバタクカミ》、《クレッフィ》+《サーナイトex》といった盤面を形成しカビゴンを無効化できるため苦手としていたサーナイトに対しては《おはやしふえ》に加えて《ハンディサーキュレーター》によってエネを集約させることで盤面を崩すことも可能になりました。
依然強力なデッキタイプですが、DAY1はオポネントを考慮する必要がないこと、DAY2は延長戦やサドンデスといったルールがあることから単純な立ち位置とは別の懸念点が存在します。
使用しない場合についても、リストによって正しいプレイが異なるためどういったリストが多いか、リストを判別できるポイントはどこにあるか等、対面した際は時間内に勝てるように準備できていることが理想です。
レイ
マッチング
ミライドン WW
ライコガポン WLL
ライコガポン WW
ロストドラパ WW
ルギア WLW
使用経緯
環境に一定数以上いるデッキ全て5分以上の 有利がとれる=1番強いデッキだと思うため
使用感
やはり環境的に1番強いデッキなのかなと感 じました。リストはこの60枚から変えたい と思うところはありませんでした。使用感 抜群です。
野党、ナンジャモあたりは1枚増やしてもいいかもしれませんが入れ替える枠がないので61枚目にはなりそうです。
ビワではなく野党の理由は環境的にビワより野党の方が刺さりがいい場面が多いためです。
ラッキー小林
マッチング
ピジョリザ WW
ルギア WW
ミライドン WW
ロストドラパ LL
サーナイト WLL
・カビゴンLOを握った経緯
自分が1番練度があるデッキだったため。あとはシンプルにBO3でコントロール使いたかっただけです笑 ピジョコンと少し迷いましたが安定感に欠けるピジョコンは1戦負けるとその時点でほぼ負けが決まるBO3においては少し不向きかなと判断しカビゴンLOを選択しました
・構築について 事故負けを1戦するとその時点で負けがほぼ決まってしまうので事故りにくい構築を意識しました(ロトム2枚、ボウルタウン) また、25分のBO1とは違い持ち時間に余裕があることからシマボシ2枚採用にし、グッズやポケモンのどうぐを無限に使い回せるようにしました。実際とても強かったです。 オシャレポイントとしてマンタインを採用しました。最近はマンタイン入りの構築はあまり入っておらず相手側も入ってないプレイングをよくしてくるので。また、1戦目でマンタインを見せても見せなくても相手側は2戦目のプレイングが難しくなると思いました。おはやし笛、エリカの招待、マンタインの全てをケアするのはほぼ不可能に近いかなと。こちらも採用して正解でした。 BO3向けの良い構築が組めたと思います。もう一度BO3大会しますと言われても同じ60枚で出ます。
・BO3を経験しての感想 自分が思ってるより数倍コントロール不向きなルールだと感じました。 1戦目を絶対勝ちつつ2戦目は相手にサイド4枚以上取られないように立ち回る。制限時間50分というのを活かして上手く時間を使っていきながら対戦したいが、投了のタイミングはほぼ相手に権利がある。 なかなかのハードモードでしたが普段と違う頭の使い方をしなければいけないのもそれはそれで奥深く楽しかったです。
古代ウィニー
《アンフェアスタンプ》登場以降は手札干渉に対する耐性の低さからシェアを落としていました。
「変幻の仮面」以降環境においては大流行したドラパルトに対してアンフェアスタンプが有効に働きづらいこと、ドラパルトに対抗するため前のめりなデッキが増えたことで間接的に立ち位置が良くなりました。また《シークレットボックス》を獲得したことで自身の動きも強化されました。
今大会では使用数1ながら好成績を残しました。後1で打点を出せることや《ハバタクカミ》で相手の動きを止めることもできるためサイドを先行することに対して適性がありBO3に向いているように思いました。
環境に《アンフェアスタンプ》をはじめとした捲り意識の高い構築の数がどうなるか次第ですが、JCSのダークホースになりうる可能性は高いと感じました。
ノダ
《ルギアVSTAR》
CL札幌においては《レガシーエネルギー》登場によって強化されたこと、既存の洗練されたリストを流用できたことから好成績を残すことができたと考えられます。
CL札幌後はミライドンやサナ、タケルライコの台頭によりマークがきつくなったように思えますが、先2アッセンブルが強すぎる(できなくてもまあ強い)ため依然環境の一角にいます。
プレイングが易しめな部類であり、理想ムーブの時のパワーは随一であるためDAY2に上振れ期待で使用数が増加する傾向はJCSでもあるかもしれません。
DAY1で使用する際には10回戦の使用に耐えうる設計が求められます。
たっちゅ
マッチング
ミライドン LWW
カビゴン LL
ドラパリザ WW
ブジンホムラ WLW
カビゴン LWL
ルギアは事故りやすいデッキなのでBO3のルールだと一回なら事故ってもいいのでBO3と相性がいいと思ってルギアにしました(ΦωΦ)!
チラーミィが枯らされるときが多いと思って入れたアヤシシが強かったです(ΦωΦ)!
リザードンex
大流行したドラパルトに不利であることから一気にその数を減らしましたが、ミライドンやサナの増加と、研究が進んだことにより《かがやくアマージョ》採用や《フトゥー博士のシナリオ》2枚採用によってドラパルトに対して十分に戦えることから再び数を増やしつつあるデッキです。
一方で《かがやくリザードン》を採用できないデメリットは相当大きいと思われます。
なお、苦手であるカビゴンが使いづらいDAY2環境ではさらに立ち位置が良くなると思われます。使用する際は環境がどうなるか、プレイングで補完できる領域を十二分に確認したうえでリスト決定を行いたいです。
にら
マッチング
カビゴンLO
ミライドン
ミライドン
ドラパルト
サーナイト
終わりに
まず初めに、第三回虹霓戦に参加いただき本当にありがとうございました。また、情報共有にご協力いただきありがとうございます。
本大会はJCS参加者の壮行会を兼ねたようなものを行いたいと考え企画しました。つい最近ふらっと帰ってきたようわからん奴が主催する大会に多くの方に来ていただけて感無量です。
殆どの方がしばらくの間いわゆるオフシーズンになりますが、機会があれば第四回大会を開催しますのでその際は是非ご参加ください。
また、虹霓戦とは別に公認イベントとしてポケカ交流会の方を6月から開催します。そちらのほうも何卒よろしくお願いします。
本稿が皆様の一助となっていれば幸いです。
ak (@A_K_ptcg)