PJCS2022 best32 ハピナスミルタンク
こんにちは、えいけい(@A_K_ptcg)です。
はじめに
先日行われたPJCS2022カードゲーム部門マスターカテゴリにおいて、ベスト32とロンドンday2権利まであと一歩に迫る好成績を残すことができました。
調整や練習に付き合ってくれた方々、当日応援や祝福してくださった方々に心からお礼申し上げます。
本記事はPJCS2022に参加するにあたって使用したデッキ「ハピナスミルタンク」を選択した経緯から、調整の過程やリストの詳細に関して解説するものになります。
本記事は一部有料となっています。無料部分ではこの機会にハピナスミルタンクで遊んでみたい初心者〜中級者のプレーヤーに向けて
・ハピナスミルタンクとは
・実際に使用したリスト
・簡単な回し方
以上の項目に関しての記載となっています。
有料部分ではpjcsという日本一を決める大きな大会に際して
・今大会の環境考察
・大会までの調整及びハピナスミルタンクを選択するまでの過程
・各カードの採用理由
・当日のマッチング
・今大会の反省点
以上の項目に関しての記載となっています。
また、本記事のリストはシャリン選手が執筆された解説記事を参考に調整しました。投稿時期は横浜CL後ですが、トーナメントシーンにおけるハピナスミルタンクの強みに関して丁寧に解説されており、pjcs後の現時点でも更新予定があります(横浜CL6-3、PJCS7-3共に完走、大規模非公認大会優勝、シティリーグ複数入賞と多くの実績をハピナスミルタンクで収めています)。
本記事の有料部分はハピナスミルタンクを使う上ではそこまで優先順位の高くない項目に関する記載が主となっています。
そのため、ハピナスミルタンクを大会で勝つために使ってみたい!と考える方はこちらの記事を優先してご購読することをお勧めします。
加えて共にハピナスミルタンクを調整し、実際に使用したいちょーとハピナスミルタンクではないですが調整を共にしたともぽんの記事も併せて掲載します(一部本記事の有料部分の記載があります)。
また、本記事に関する質問・追記のご要望については随時お受けしていますのでTwitterのdmまでご連絡ください。
ハピナスミルタンクとは?
ハピナスミルタンクというデッキは、単体性能が高く取り巻きのカードが共通しているハピナスVとミルタンクの2枚を主軸にしたデッキです。
単体性能が高いためクロバットVやネオラントV・裏工作基盤・やりくりチラチーノ等のシステムポケモンを採用せずともデッキとして完成します。ベンチを展開することなく安定して戦えるためパルキアと順当に殴り合うことができるだけでなく、システムポケモンの代わりの枠に「雪道4枚+破壊の叫びイベルタル」という対ミュウのパッケージを採用することも可能であるため、現環境の二強に勝ち得るデッキとして一定数使用者が存在します。
すごいきずぐすりやチェレンの気配りなどを駆使して耐久する戦い方や、煩雑な打点計算のためにハピナスデッキは初心者の方にとって扱いの困難なデッキだと思われるかもしれません。
しかし、プレイの手順自体は「エネルギーをトラッシュに落とす→ハピナスで殴る→気絶しそうならとりあえず回復」となっておりそこまで難しくありません。
また、環境デッキの中でも特段お求めやすい価格帯となっているため、興味のある方は是非一度遊んでみて欲しいです。
使用リスト
こちらのリストは大会用に調整したものであるため遊ぶ際は好みに応じてパーツを入れ替えて全く問題ありません。拡張性の高さもこのデッキの強み・面白さです。
簡単な回し方
このデッキではハピナスがメインアタッカーになります。
特性隠し札や博士の研究・オニオン・トレッキングシューズなどで積極的にエネルギーを落とすことでハッピーボンバーで加速するエネルギーを用意し、高ダメージやすごいきずぐすりでの回復を狙います。
回復するか否かの判断は複雑であり、そのプレイが正着か否かは断言しづらいです。
月並みですが基本的にはこの2種の指標を意識してください。「次ターンに出せるダメージの候補」を常に念頭におくと良いでしょう。
そのためには出せるダメージを簡単に計算する必要があるため、いくつかのコツを記載します。
これらを覚えると格段にプレイ速度が変わるため、プレイする方はもちろんそうでない方も覚えて置いて損ではありません。
ポケモンうん百種を簡単に覚えられる皆さんなら造作もないはずです。
たとえばこのハピナスは次ターンに120回復しながら110〜160ダメージ出すことができます。
また回復しない場合にはダブルターボエネルギーかパワフル無色エネルギーを貼ることで220以上のダメージを出すことができます。これは大体のVポケモンを倒すことができるダメージラインです。
エネルギーの付け方に関しては
状況に応じて優先順位があるため、その時その時で判断してください。
キャプチャーエネルギーの優先順位は低いですが、スターミーVをケアしたりチェレンの気配りで回収してから手貼りしてベンチを展開する際などは優先順位が上がる場合があります。
トラッシュするエネルギーにも優先順位がありますが、特にラッキーエネルギーは手貼りすることで得られるメリットがないので迷ったら優先してトラッシュに送りましょう。他のエネルギーは手札から貼らないといけない場合もあるため無闇にトラッシュに送らないように気をつけます。
その他の細かいテクニックとして
・逃げてからチェレンの気配りを使うとトラッシュにエネルギーを確保でき、新しいハピナスVを育てやすい
・サイドが一枚しか取られないポケモンたちを有効活用する(穴抜けの紐ケア、デコイにしてハピナスを育てる等)
・エネルギーを複数個選択する際、ダブルターボエネルギーの二個分のエネルギーの一個だけを選択することができる(にげるやすごいきずぐすりを使用する際にエネルギーを多く落とすことができる)
などがあります。
これらの動きを軸に、対戦デッキごとに優先すべき事項を整理してゲームを組み立てると良いでしょう。
本記事の無料部分は以上になります。読んで頂きありがとうございました。
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