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眠れる森のゴホンゴホン(自重)

起きられない。

起きられないのだ、私は。

どれくらい起きられないかというと、いまだに母から「お前は寝たら終わり」と言われつづけているほどだ。眠気が襲ってきてうたた寝すると、目が覚めたときには3~5時間ほど経っている。「まぁでも、寝たのは3時間くらいか」「一般的には3時間は昼寝じゃないよ」というやりとりを、よく母親としている。私は昼寝の感覚は凡人とは違うらしい。

どれくらい起きられないかというと、大学生時代、シフトの始まる時間になっても現れない私へ、バイト先から電話が来たことがあるほどだ。その日は大学の授業が休講になり、昼過ぎまでは家でのんびりしていた。なのに、バイトに出かける支度をしなければならない時間に近づくと、なぜか眠くなる。「15分だけ寝よう~」と思って横になったら最後。理由は先述の通りだ。夢の中で愉快な音楽が流れていると思ったら、店長からのコール音だった。そのあとのことは覚えていない。

やらなければならないことがあるとき、眠くなるのはなぜなんだろうか。

どれくらい起きられないかというと、スマホのアラーム(複数回設定、全てスヌーズ付き)の他に3つの目覚まし時計を鳴らしても効果がないほどだ。ちなみにこちらは現在進行形。スマホはベッドの近くに、デジタル目覚まし時計2つは洗面所に、アナログ目覚まし時計1つは廊下に置いている。やかましい音(ごめんよ、目覚ましたち)で一度は夢から覚め、布団から抜けて、わざわざ別室の目覚まし時計のもとへ歩いていく。そして、打撃攻撃で全滅させて布団へ戻る。これを毎朝何回も繰り返す。誤解のないように書き加えたいが、ただ毎朝繰り返しているんじゃない。朝のうちに何回も、それを毎朝、繰り返しているのだ。

困ったことに、フリーライターになってからこの悪習に磨きがかかっている。だって “定時”がないんだから。

それでも一人の社会人。取材や面談、原稿の〆切に間に合わなかったら、ライター人生の致命傷になるに違いない。今のところ遅刻したことや〆切を破ったことはないけれども、常にひやひやしながら過ごしている。午前中に予定が入ると「これで早く起きられる!」と張り切るが、前日の夕方からドキドキが止まらない。

共感してくれる人はいるでしょうか。募集します。
いや、共感してくれる人だけでなく、叱ってくれる人も募集します。

誰か私を叩き起こしてください。

#46期課題
#第5回
#フリーテーマ
#誰にも負けない自信がある自分の一番ダメなところ
#第4回のテーマでごめんなさい