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パンドラ

小惑星パンドラ(55)の考察

パンドラの話?
私には関係ないだろうと、そこまで興味はなかったが一応調べてはみた。

やっぱり、ピンとこなかったんだ。
特に酷い苦労もないような人生できたもの。

「月が蠍座にある日って、色々炙り出されて
メンタル的に不調な気がする」という
Xでフォロワーさんが話していたので

会話に勝手に参加してみた
なんとなく、ヒントがある予感がしたから。

そうそう、私はネイタルの蠍座冥王星に
月がトランジットする日(特に合だったかな)
この日は、寝ながらにして強烈な怒りが噴き出すようにして

過去にされた嫌だったことを捻り潰したくなり、した相手も殴り倒す想像まで働いて

やけに殺気立つ瞬間が定期的にくるので
都度ホロスコープを確認してきた。

このトランジットの日だ。
ネイタルの蠍座冥王星にトランジット月が絡む。

その怒りの中に、母への怒りがあることにも前々から気付いていた。

たまに、夢の中でも母に怒鳴り声をあげていたりとにかく母に何かある。
母のことは大好きだ。

5歳の時に念願の妹ができた。
嬉しかったのは束の間、

「ママは〇〇(妹)ばっかり!私のことより〇〇が好きなんだ!」と泣き叫んだのをいまだに覚えている。部屋のどの一角で叫んだかも。

「赤ちゃんなんだから、仕方ないでしょ?お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい!」

我慢強く、グッとこらえることのできる
比較的やりやすい子だったかもしれない。

私のネイタル月と土星合の始まり。

だけど、胸の内を吐いたり子供らしい騒ぎ方はせずに大人になってもそういう

何を考えているかわからない、感情を滅多に見せない(ポジティブなふりをしがち)人間になった。

それの良いところは、目的があればなんでも耐えてモノにできる自信。

悪いところは、人に頼ることができず、抱え込んで最終的に病む。人に言う頃にはぼろぼろであること。

「安心してはいけない。後で傷つかないように。信じていても、安心まで簡単にしてはいけない。もしいなくなってしまったら、悲しみに耐えられないから」

こうすることで、人が離れた時に
ほらね。って自分を守れるから。
人との距離感というもののコントロールに苦労することが多かった。


「ママのせいや!」


夢の中で、だいたいこの怒鳴りワード。
母を取られたような悲しみ、5年間独り占めだった親の愛情の分散、分離の恐怖。

5歳で、蛇に巻かれるように固定されてしまった感覚が

何の不自由も不仲もないはずの母子関係であるはずの今に蘇るのか。

どれだけ、悲しかったのかを、分かってほしいのだろうか。母とはよく遊ぶし楽しく何も恨みもない。

ないのに、定期的に。
認めたくない、私だって、完璧な母親にはなれないと母になって痛感して、母を許せたはずなのに。

そうなんだ、上辺だけで許せたうちにならない
もっと見なさい、慰めなさいと言われるよう

最初に書いた、ネイタルの冥王星に月がトランジットする日。

私のパンドラ(小惑星55)は、この冥王星にタイトに合だったのだ。

定期に現れる大人になって嫌だったことと、母のこと。
私の認めにくかった、本当は深い深い根がある悲しみの部分、大好きな母。

その'母に憎しみがある'と、こう文字に書くだけで良くしてもらった思い出がフラッシュバックしてやけに恐ろしくなる。このことが私のパンドラの箱の中身の大部分な気がする。

大好きだからこそ、楽しい思い出で打ち消されてきた悲しみ。

反対に、打ち消されたくない深い根。

寂しくて、それでももう元には戻らないことを痛感した5歳の少女の怒り。

だけど、こうしてトランジットする度に、大人になって嫌だったことは嫌だったなぁと定期で認めるうちに、現れても殺気立たなくなっている。

空き容量が、増えてきたと言うか。
母のことも、母本人に話すようなこともあった。

「嫌なことばっかり覚えて!まぁみんなお母さんには恨み辛みあるよね」って母も言っていた。

こんなに愛してやまない母親を恨み辛みって
母親を悪く思う部分があってはならない

それこそ母親への裏切り、タブーではないか
認めるには後ろめたいような気分になるが

幼少期の悲しみの心はピュアなまま、結晶化されて
ミイラのように保管されていたというわけか。

大人になったから上書きではなく
何回も気が済むまで地団駄に気付いて認めて、そうかそうかと頭を撫でてやらないといけない。

それから、ずーっとスピリチュアルなことを理解できる自分や見えないはずのものが見えたり感じたりすることも

自分が何を考えているのかということも黙ってきたし恥じていた。
「変なこと言ってはいけません」と
母を不安にさせてはいけないんだと。

スピリチュアルや自分なりの哲学の発信→占星術の発信と段階があったが(トランジット天王星がアセンに来た頃だ)

これを公に
私にはこういう考え方があるのだと文章で発信する、動画を作ってみたりや
しかもそれは母の目の前でもあること(snsをフォローされているInstagram)

今まで黙っていた娘に、こんな考えがあったのかと意外に思われただろう。心配すらされた。

私にとっては、こうしてオープンに胸の内や頭の中を吐き出して'みせる'こと自体が
タブーをこえた、脱皮の瞬間だった。

最初の1.2年は発信への後ろめたさ、取り消したくなるような恥ずかしさ、勇気のいる感覚が消えなかったが

もうキャラにしてしまえばと思いきり書いてきた。表現してきた。(t冥王星MC通過時)

パンドラの箱の中身。
純真無垢な涙はいつしか錆びて侵食したけれど
開かれたこれからは、浄化されていくのだろう。

浄化しながら、母子関係を楽しみたいものだ。
心置きなく、優しく誠実になれそうだよ。


p.s
発信タイミングt金星がnパンドラ、冥王星合♏︎
t火星蟹座♋︎と月の合に書き直し、ICにt火星合。
喜びも不安や悲しみも直に触れたのは西洋占星術によって。やっぱりやっぱり大切なツール。







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