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生きて会えたら答えを教えてやる

僕が愛してやまない俳優・真田広之氏が主演とプロデュースを務めた作品『SHOGUN 将軍』を視聴し終えた。

こんなポスターだが真田氏演ずる虎永が抜刀するシーンはほとんどない

実に壮大で重厚なつくり。各キャストも素晴らしい演技。史実と照らし合わせると色んな齟齬や設定の掘り下げ具合に目がいく人も出てくるだろうけれど、一個の創作物、単一のエンタメとしては非常に満足感が強い。

声が良いんだよね。真田さん。猛禽類を彷彿とさせる目つきや、静謐さを併せ持ったその存在感も然ることながら。同じくずっと愛してやまない役者/声優の津嘉山正種さんを思い起こさせる、倍音が豊かな声だ。凛と響く低い声も、味方を鼓舞する鬨の声も、常時カリスマを放出させ続けるその姿と相まって、常に目と耳を奪われる。

ちなみに僕は西岡德馬さん演ずる腹心・戸田広松がお気に入り。こういう役柄が演じられるのは役者の本懐だろうなぁ。”例のシーン”では圧倒された。

作品そのものが全てにおいて一級、極上のクオリティ。どの場面を切り取っても一枚絵としての凄みを感じさせる。

テイストはスリリングだけれど重め。『頭を空っぽにして見られるチャンバラ作品』ではないので、集中して観る必要がある。カロリー消費が高めな作品なので、その辺りは好みが別れるかもしれない(そも”時代劇”というジャンルの時点で参入障壁が定められている感があるけれど)。逆に日本史に詳しい人、時代劇好きな人は、絶対に観て損はないと言い切りたい。
これまで数多く生み出されてきた時代劇作品の「予算と時間が許されるならこのレベルにまで徹底的に作り込みたかったはず」という忸怩たる思いが昇華されているかのよう。資本力の違いをまざまざと見せつけられているような心持ちにもなる。あまりにも高い資金石を打ったな、と。

ドラマシリーズにここまでのめり込んで観たのは『ブレイキング・バッド』以来かもしれない。今後のシーズン制作も発表されたので期待して待ちたいところ。

Disney+に加入したのは本作と

『PHYSINT(仮)』も楽しみだね

小島秀夫監督のドキュメンタリー『CONNECTING WORLDS』が観たかったからにほかならない。
可処分時間の食い合いが生じている今日この頃に、新たにサブスクを増やしてしまう始末ではあるけれど、生活に潤いは必要なので。『DEATH STRANDING 2』も非常に楽しみ。ANUBISも復活させてくれないかな。ずっとずっと、切に願っている。

ゲームの方はヴァニラウェアの『ユニコーンオーバーロード』をじわじわとプレイ中。FF14はお休み気味。




Xでお知らせした『UNICO:AWAKENING』のテーマソング『Song Of Unico』がSpotifyでも配信されましたよ、という報告。

漫画のトレイラーなのに、アニメ作品一本作れるんじゃないの?というほどのクオリティ。アメリカではランキングにチャートインするほど売れているらしい。すごーい!

作曲者のMasonからのディレクションは的確且つ、僕のミュージシャンシップを大いに尊重してくれる、言うなれば殺し文句のように、矜持を存分にくすぐってくれるものだった。この曲の魅力を最大限に引き出すために”好き勝手に”やらせてもらった(もちろん指示のガイドラインは存在するが)。思う存分に自分を発揮させてくれて、それを喜んでもらえる仕事というのは、誉れの至りだなと感じる。

こうしてまた、世界中に自分の音が届く。
こんなに嬉しいことはない。




10月の出没情報は

3(木) Barbarian@池袋手刀
4(金) Barbarian@西川口ハーツ
14(月) Lost In The Flames@立川BABEL
18(金) bebe DoLL@吉祥寺CRESCENDO
20(日) e:cho@吉祥寺CRESCENDO

となっておりまする。よかったら遊びに来てちょうだいませ〜。
お問い合わせはakht.info@gmail.comまでお気軽に。お仕事依頼も軽率にどうぞ。ドラムレッスンもまだまだ募集中ですよ〜。

最近はご新規案件や制作系が多くてクリエイティブな日々。発表したくてうずうずしていることもいっぱいあるけれど、それについてはいずれ。


涼しくなって過ごしやすくなってきた。読者諸賢、寒暖差で体調など崩されませぬよう、何卒ご自愛くださいませ。

読んでくれてありがとう。

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