190805:IMO>59

59話。完全に盲点だったーーー!!

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悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました『59』
https://ncode.syosetu.com/n2766dz/255/

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切なーーーーーーーーーい!!!!

ハウゼル女王国の期限? え、何の話? となるくらいにはそこだけ頭から抜けていた(ルシェルを呼びだすことは覚えていた)んだけど、そこにスポットが当たったら当たったで想像以上に切なすぎて…… しんどい……。

>「お義父さまったら、初夜のとき緊張のあまり――」
>「わーわーわーわーわーわー!! な、なん、なんの話かな!?」

グレイス様仕込みの魔法の呪文怖すぎるな!?www

下世話なこと言いたくないんだけど、これクロード様も同じ轍を踏んだり…… しないよね……?
歴代の魔王は妻に魔法の呪文を言われ続けるだなんて、そんなことはないよね……?
そうではないことを祈るしかない……!

>「アーアーアーアー聞こえナーイ!……(中略)……魔物だって殺されても言わない魔界のトップシークレットだよ!?」
パパン…… なんて可哀想に……。
これはこの先でアイリーンに(こき)使われるフラグが立ちましたね……(ほろり)

パパンとグレイスママンの子供はエルメイヤ皇国のずっと昔のひと達だろうけど、”魔王の力を引き継いだ子供”はクロード様だから、ルシェルとグレイスママンにとっての本当の子供がクロード様なんだよね。これこの解釈であってるかな……?

パパンは水竜がアイリーンに何をしたのか知らんから、夢物語だと思っているのかなぁ。グレイスママンも、アイリーンがいつの時代から来たのか分かっていなかったもんね。
それとも、甘やかしているから悪戯の本当の意味を理解していなかったとか……? それはあり得るよね。グレイスママンも気付いていなかったみたいだし。

あ、無理です無理です。切ない……。

>「一緒にハウゼルに殴りこみにまいりません?」
>「お義母さまって不思議な方ですわね。わたくしなら大丈夫だ、息子が待っているって言われて、わたくしその気になってしまいました」

アイリーンはいつも胸をはって走っていくから、本当に忘れてしまいそうになるけど、アイリーンは特別な力を持っていない17歳の女の子で。

アメリアとの戦いで聖剣を失い、クロードの魔力を失い、本当に本当のただの女の子。
ここで念押しを入れなければならず「普通とは?」と若干不安になったけど、そう、今のアイリーンは普通の女の子!
だから不安になるし怖くなるし、泣きたくなることは一杯あるはず。

似たようなくだりが第三部でもあって、そして第三部のここは大好きなので中略せずに丸っと引用させて頂くのですが。

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第三部 悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました『42』
https://ncode.syosetu.com/n2766dz/143/

>(怖くなんてありませんわ。だってわたくしはあなたの妻になる女だもの)

>そう胸をはって、走ってきた。不安にも恐怖にもかまっていられなかった。
>魔王の不在におびえる魔物達がいる。助けてくれる仲間たちがいる。泣いてる時間がどこにある、迷う理由がどこにある。強く、前を見据えて、決して揺らぐな。それが自分の役割で、使命で、誇りだ。

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引用のために引っ張ってきたのにまた涙が……。つらい…… でもここすんごく好き……。
この箇所がめちゃくちゃ好きで、何回も読んでる。書籍もここの部分で癖がついてしまうほどで……。

アイリーンは特別じゃない、地に足を付けた女の子だって思い出させてくれる。
だけどクロードの妻となり、皇妃になると約束された公爵家の娘だから、上に立つ者として弱音を吐かない。孤独に負けない。前を向いて、ひとを率いて、魔物を率いて、絶対に諦めない。

そういうアイリーンが大好きだから、本当にここ好きなんですよ!!

>「君は、本当は……どっちかっていうと、僕似なのかな」
>「本当は怖いし、逃げたいし、なのに諦めることが一番できなくて、全部欲しいと、世界を滅ぼしそうになってもまだあがくあたりが」

そして!! 今回はその点を自分と似ているかもしれないとルシェルが代弁しているんですよ!!

アイリーン語りになってしまったけど、つまりアイリーンがアイリーンの調子に戻ってくれたことが嬉しかったと言いたかった。
佳境も佳境だよね。ここからアイリーンの反撃が始まると思うと、めっちゃわくわくする~~~!!

>――会いたい、君に、もう一度。
もうここでわたしの涙腺は決壊した。本当に無理です! わたしの涙腺はもう限界をとっくに超えているんです!!

そうだよねそうだよね、アイリーンが言う通りだよ。
クロード様の運命とか、いつかの未来で結ばれようとか、現在のことばかり考えていて気付いていなかったけど、魔王の運命である相手は生まれ変わったルシェルの奥さんなんだよね。
会いたいよね、そりゃそうだよ。

>「そして、そのあとみんなで、お義母さまをさがしましょう」
全く予想していなかったから読んで気付きました……そういうのばっかりだな!

昨日ふと疑問に思って向こうではつぶやいたんだけど。リリアはアメリアの生まれ変わりではないのに聖剣の乙女になれたの何故だっていう。

アメリアは死んでいないから、"聖剣の乙女の生まれ変わり"ではない。
そう考えると、本来ならアメリアが入るための器となるリリアの身体そのものが、聖剣の乙女になれるように力を持っていた、とか路線変わる想像しか出来ず……。

ただ、アメリアが死ぬからリリアが生まれると考えるからおかしくなるのかな? とは思って。
一部読み直したら、リリアは”聖剣の乙女”の生まれ変わりであって、”アメリア・ダルク”の生まれ変わりとは書かれていないんよなぁ。

アメリア・ダルク=聖剣の乙女っていう先入観に負けた感じ。こういうところが……! 好き!!

話し戻すけど、”聖剣の乙女の生まれ変わり”としてリリアがゲーム準拠で生まれているんだから、”グレイス・ダルクの生まれ変わり”だってゲーム準拠で生まれているよね!?
もうほんと、完全に失念していたよ……。

アメリアが使っているのは姉の身体であって、生まれ変わったグレイスではないんだよ~~~!!

もーーー もーーー 完っっっっっっ全に盲点だった。というかアメリア及び聖剣の乙女についてばっかり考えていたから、普通にそっち方面の意識なかったよね。

>「大丈夫です、お義父さま。それはただの、女冥利に尽きるというお話です」
アイリーンさすがや~~~!!

やっぱりアイリーン好きだなぁ。アイリーンはグレイス様の生まれ変わりでは!? とか一時期考えていたけど、アイリーンはアイリーンがいいな。

アイリーン・ローレン・ドートリシュが一番いい。みんな幸せになって~~~!!

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