人生には季節がある
こんにちは。
今回はアフリカのことわざを紹介します。
人生には季節がある
今回紹介するアフリカに伝わることわざは以下のものです。
人生のなかには良いときもあれば悪いときもあるということです。
アフリカでは干ばつが激しい乾季と、恵みの季節と呼ばれたる雨季があります。それぞれの季節がもたらす外的環境が人々の生活におおきく影響しており、こんな事情を背景に生まれた言葉だとされています。
このことわざから得る学び
このことわざは、わたしたちの人生におおくの示唆を与えてくれます。
世の中にはコントロールできないことがある
1つ目は、自分ひとりの力ではどうにもできないこと、つまり自分にはコントロールできないことが世の中にはあるということです。
その最たるものが気候などの外的環境であり、他人という存在です。
自分がどう足掻(あが)いたところで、これらのものを変えることはできません。できることは、ただただ従うか、距離を置くか、だけです。
ものごとには適切なタイミングがある
2つ目は、ものごとには適切なタイミングがあるということです。
農作物が育つ段階では、適度な雨が必要でしょう。しかし、雨が降り続けると根が腐ってしまいます。花が咲いて気が育ち、おおきな実がなるには、雨があがって太陽の光をたっぷり浴びる必要があります。雨も太陽も、それが効果を発揮するのか悪いように作用するのかはタイミング次第なのです。
人間の人生も同様です。
そのとき、その場、その状況ごとに最適なものや必要なものは異なります。
その最適なものを選べる立場にあればよいですが、そうでないなら与えられたもの(所与の条件)にあわせて自らを変えることも大切でしょう。
忍耐と準備が大切
コントロール不能なことがおおい中でタイミングよくやるべきことを為していくにはどうすればよいか?
その答えは「忍耐」と「準備」です。
自分ではどうにもならない不遇な状況や苦境にあるとき、わたしたちにできるのはその嵐が去るのを待つことだけです。ひたすら我慢して耐える、つまり「忍耐」です。
しかしその嵐は永遠に続く訳ではありません。いつかは去ります。去ったあとには「台風一過」とよばれる快晴が訪れることもままあります。このチャンスを最大限に活かすには、嵐の最中にしっかりと「仕込み」をしておくことです。これはつまり「準備」を徹底しておくことです。
「忍耐」と「準備」を賢く使うことで、嵐と荒波に満ちた人生を上手に乗りこなすことができるはずです。
さいごに
今回はアフリカのことわざ「人生には季節がある」を紹介しました。
今回紹介したことわざが、あなたが人生を楽しく心地よく生きるためのヒントになれば幸いです。
今回は以上です。
それでは今日もよい1日を♪
今日という日があなたにとって最高の1日になりますように。
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