「子どもを尊重して信じること」が私たちを幸せにする
モンテッソーリーの記事を2つ見つけた。興味津々。
近年、藤井聡太さんがやっていたことで取り上げられるようになった。
タイトルは次の通り。
『藤井聡太竜王も繰り返し折った「モンテッソーリおりがみ」がなぜいいのか。子どもの才能を伸ばす5つの理由』
『「おうちでできるモンテッソーリ教育」の始め方。意外と簡単! 手出し口出しをしない方がいいシーンを解説』
前者はモンテッソーリ教育内容の一つを紹介している。後者は創始者のマリア・モンテッソーリその理念を紹介し、実際のシーンを解説している。
ぜひ、検索して読んでいただきたい。
モンテッソーリ教育内容の一つを取り上げて紹介するものは多い。たくさん素晴らしいものがある。
私は教育学部の学生の時に、こうした理念を学び胸が熱くなったことを覚えている。
特に特別支援教育を先行していたこともあり、モンテッソーリの教具に興味を惹かれ、勤務した学校で実際に使用していた。
しかし、教育内容だけを推し進めても、子どものより良い成長・発達につながらない。
重要なのは「理念」。
後者の記事の冒頭で次のように書いている。
マリア・モンテッソリー教育
基盤「子どもを尊重して信じる」
子どもを観察することを通した理論と方法
「子どもを尊重して信じる」
これがなかなかできない。
これを徹底してできれば、子どもは自ら成長していく。
心身ともに健康で、成長・発達をしていける。
これがなかなかできない。
それでは、「なぜそれをできないのか」。
現在社会問題となっている、様々な犯罪や詐欺行為、迷惑行為。
学校や職場でのハラスメント、いじめや不登校、自殺や引きこもり。
これらの問題の解決は、「なぜそれができないのか」を考えることによってなされると考えている。
「子どもを尊重して信じる」
これをしてこなかったと考えている。
私たちの未来は、日本の未来は、ここにかかっている。
「子どもを尊重して信じる」
「人を尊重して信じる」
この理念を基盤として、すべての活動を地道に営み積み重ねることが、私たち自身を幸せにすることにつながる。