幼児向けお話 なかまたち 第四十八話 「空気を読む」
キャット君はいつまでも泣き止みません。
お店の中は、キャット君の鳴き声で一杯です。
最初は怒っていたお母さんも、優しくなり、「もういいよ」
「泣かなくてもいいよ」とキャット君に声をかけました。
しかし、キャット君は泣き止みません。
お母さんがお店をでようと言っても、キャット君はお店を出ません。
意地になっているキャット君の気持ちをわかりながらも、
お母さんの表情はだんだん険しくなって行きました。
キャット君はそんなお母さんの顔を見て、わざと大きな声で泣きました。
わざと泣いているキャット君に、お母さんはキレて、キャット君を置いてお店を出ました。
そんなお母さんを見てキャット君はさらにおお泣きして、お母さんの後を追いかけました。
しばらくしてから二人は仲直りしました。
#大人も子供も空気を読んで 、臨機応変な対応を!子供には無理かもね