幼児向けお話 なかまたち 第五十一話 「梅雨」
いつものように公園でラビット君とドック君とキャット君が遊んでいました。
すると雨が降ってきました。
それを見ていたラビット爺さんは、雨宿りに三人を呼びました。
三人はラビット爺さんの家の中で雨宿りをしました。
キャット君が「雨なんて降らなきゃいいのに」と言いました。
ドック君が「そうだね、雨だとお外で遊べないよね」と言いました。
その話を聞いていたラビット爺さんは、静かに目を閉じて話し出しました。
「雨は大事なんだよ。夏の前に梅雨があるのは、梅雨で雨水を沢山集めるためだよ」
「梅雨に雨が降らないと、夏に水不足でお風呂に入れなかったり、洗物や洗濯が、
できなかったり、お米や野菜が育たずに作っている人が困ったり、
食べる人もあまり食べられずに困ったするんだよ」
「大好きなプールも入れなくなるんだよ」
「梅雨で雨がいっぱい降っても、水を無駄使いすると、水不足になるんだよ」
「水は生きていく上で大切なものなんだよ」
ラビット爺さんが目をあけると、部屋中いっぱいのテルテル坊主がありました。
#雨の日はお部屋で楽しく遊ぶ事を考えよう 。かたつむり @ノ”