幼児向けお話 なかまたち 第十六話 「受け止め方」

今日はキャット君とチビキャット君と二人でおもちゃで遊んでいました。
二人は次から次へとおもちゃを出して、部屋の中には足の踏み場がありません。
キャット君のお母さんが「ごはんよぉ~」と言いました。
二人は晩ごはんを食べてお風呂に入ってからまたおもちゃで遊びました。
お母さんが寝なさいと言いに子供部屋を開けた時、あまりの散らかりように驚き、
大きな声で「片付けなさいぃーーー」と怒りました。
二人はびっくりしました。チビキャット君は泣き出し、ゲロりました。
おもちゃはゲロだらけになりました。
そこにお父さんが仕事から帰ってきました。そして子供達にどうしたのかと聞きました。
キャット君はお母さんが大きな声を出してチビキャット君を泣かしたと言いました。
お父さんは次にお母さんの話を聞きました。
お母さんは子供達が部屋を散らかしていたから怒ったと言いました。
お父さんは幼稚園のパンフレットの言葉をお母さんに伝えました。
『この世の中は、人それぞれの受け取り方で決まる。
「~しなければ」「~に違いない」と思うから苦しくなるのです。
それは事実に基づいていますか? 別の「受け取り方」はありませんか?』
お母さんは子供達に大きな声で怒ったことを謝りました。
そして四人でお片づけをしました。

#大人も感情で怒ってしまうときがあるのですよ

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