幼児向けお話 なかまたち 第四十九話 「兄弟力をあわせて」
キャット君とチビキャット君は、初めてお母さんからお使いを頼まれました。
ちゃんとお使いできたら、スーパーで好きなものを買ってもいいと言われました。
キャット君もチビキャット君も張り切っていました。
お母さんは「二人が仲良くできないとお使いできないよ」と言いました。
キャット君はスーパーまでの地図、チビキャット君はお金を渡されました。
二人は地図を見ながら仲良くスーパーに向かっていましたが、
些細なことで喧嘩をはじめました。そして二人はバラバラに歩き出しました。
キャット君は地図を持っていたのでスーパーに着けましたが、お金がないので何も買えません。
チビキャット君は地図がないので道に迷ってニャンニャンニャニャーン♪
二人は出かける前にお母さんに言われた言葉を思い出し、喧嘩したことを後悔しました。
泣いているチビキャット君の後ろから「どうしたの?」と声をかけられ、
振り向くとお母さんがいました。チビキャット君は、また泣き出しました。
チビキャット君と一緒にスーパーに着くと、泣いているキャット君がいました。
キャット君はお母さんの顔を見るとまた泣き出しました。
*楽しいお買い物が悲しくなったのはなぜだろう
お母さんはスーパーでお買い物をしただけで、おやつは買いませんでした。
#兄弟喧嘩してもろくなことがない