幼児向けお話 なかまたち 第五十話 「一本のペットボトル」

ドック君とチビドック君は、お父さんと公園に来ていました。
今日はとても暑い日で二人とも汗だくで遊んでいました。
遊び疲れると、二人はジュースが飲みたくなり、
お父さんにジュースをおねだりました。
お父さんは、二人を連れて、自動販売機に行きました。
二人は喉がカラカラ、早く買ってとお父さんにお願いしました。
お財布の中を見ると小銭が200円だけ、後はお札。
自動販売機は、お札が使えなかったので、150円のTADAS(タダス)を一本買いました。
お父さんは、どちらが先に飲むか"じゃんけん"しなさいと言いながら蓋を開けていると、
ドック君とチビドック君は、いっせいにTADASに飛びつきました。
するとTADASはお父さんの手から地面に落ちてこぼれてしまいました。
ドック君とチビドック君も泣き出しました。
公園の帰り道にコンビニでお父さんが、TADASを二本買いました。

#奪い合いは良くない 。衿を正して、相手を思いやりましょう

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