幼児向けお話 なかまたち 第十三話 「他山の石」
今日も仲良し三人で公園で遊んでしました。
そこに少し大きなウルフ君が来ました。ウルフ君は少し乱暴モノです。
ウルフ君はキャット君を見つけると叩く真似をしてキャット君を怖がらせました。
それを見ていたラビットとドック君は二人でウルフ君にやめるように言いました。
ウルフ君はうるさそうに帰っていきました。
キャット君は二人にありがとうと言いました。
そこへチビキャット君が来ました。キャット君は何しに来たのか聞きました。
するとチビキャット君は一緒に遊んで欲しいと言いました。
キャット君は「お前は小さいからダメ。帰れ」と言いました。
帰ろうとしない弟に叩く真似をしました。チビキャット君は怖がりました。
それを見ていたラビットは言いました。
「キャット君。君は今、ウルフ君と同じことをしたね」
「ウルフ君に同じことをされた時、君はどんな気持ちだった?」
「どうしてこんなことするのとか、やめてと思ったでしょ」
「今のチビキャット君も同じ気持ちだと思うよ」
「自分がされたら嫌なことは人にはしない方がいいよ」
「人がするのを見ていて感じ悪いと思ったこともしない方がいいよ」
キャット君はチビキャット君に謝りました。
そして四人で公園で遊びました。