幼児向けお話 なかまたち 第三十八話 「倒せ魔王ホワイト」長編
今日も三人で仲良く公園で遊んでいた。
そこに白いあごひげをたくわえた老人が近づいてきた。
「久しぶりだねラビット君」老人が声をかけると
「こんにちはシロヤギ爺さん。どうしたんですか?」
「インフォ王国で何かあったのですか?」とラビット君が言った。
ドック君とキャット君は何がなんだかわからずに戸惑っていた。
「お姫様がホワイトの奴にさらわれてしまったんじゃ」
「王様が君の助けを必要としている。助けてくれないか」とシロヤギ爺さん言うと
ラビット君は何も言わずに頷いた。そして二人の友達を見た。
キャット君が「このお爺さんは誰?インフォ王国ってどこにあるの?ホワイトって何?」
とたくさんの質問をラビット君になげかけた。
「詳しいことは言えない。言うと君達も危険になるから。僕はこれから旅立つ」
「君達は家に帰ってくれ。今までいっぱい遊んでくれてありがとう。楽しかったよ」
ドック君が「勝手なことばかり言うなよ!もう帰ってこないつもりなのか!」
「僕達はいつも一緒じゃなかったの?仲間でしょう!」と言った。
キャット君も「僕らも一緒に行くよ!そして君の仕事を手伝うよ」
「僕の魔法やドック君の力がきっと役に立つよ」と言った。
ラビット君は下を向きしばらく考えていた。そして顔を上げた。
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