幼児向けお話 なかまたち 第八話 「紙は大切に」

キャット君は弟のチビキャット君と遊んでいました。
紙を破って雪ゴッコしていました。
二人とも、もっといっぱいの雪にしたくて、キャット君はティッシュペーパーを
チビキャット君はトイレットペーパーを持ってきて破りました。
お部屋の中は、真っ白い紙切れでいっぱいです。
二人は嬉しくて大暴れしていました。
しばらく遊んでいると、キャット君のお腹の中から「きゅ~う」と音がしました。
キャット君はお腹が痛くてトイレに行きました。
出すものを出してすっきりして、トイレットペーパーを使おうとするとありません。
弟がトイレットペーパーを破っているのを思い出しました。
キャット君はお母さんが帰ってくるまでトイレの中で待っていました。
弟は一人で騒いでいると、紙に滑って顔からこけました。
「痛いぃぃぃ~」起きあがると、紙で作った雪の上に赤い液体が「ポットポット」
チビキャット君は鼻血を出していました。
ティッシュペーパーを取りに行くと空っぽ。
お兄ちゃんがティッシュペーパーを破っているのを思い出しました。
チビキャット君もお母さんが帰ってくるまで仰向けで寝て待っていました。
二人はお母さんを待っている間、これからは紙を大切に使おうと思いました。
お母さんが帰ってくると紙だけに雷が落ちて二人ともすごく怒られました。

#いつまでもあると思うな親と紙

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