幼児向けお話 なかまたち 第六十八話 「月に行く」

公園で三人が遊んでいると、博士がやって来ました。
「ラビット君。ロケットを作ったんだが、それで月に行ってくれないか」と
博士が言いました。
「えぇ~どうしてですか?」
「ワシは地球で色々と調べないといけないので、君が行ってくれないか」
「大丈夫ですか博士ぇ~」
「大丈夫じゃ」
「前は飛ばずにこけたじゃないですか・・・」
「今度は大丈夫じゃ。間違えない」
ドック君とキャットが声を合わせて「行こうよ」と言いました。
結局三人はロケットで月に行くことになりました。
「3・2・1 ドッ~カン」とロケットは空にあがりました。
「ねぇねぇ飛んでるよ」とキャット君が言いました。
ロケットはみるみる地球から離れていき宇宙に飛び出しました。
そして三人は月に到着しました。
三人は外に出ました。地球が綺麗に見えました。
「ねぇねぇお餅をついているウサギを探しに行こうよ」とドック君が言いました。
三人はお餅をついているウサギを探しに行きました。
しかし、いくら探してもウサギはみつかりません。
「月にウサギはいないのかなぁ~」とドック君が言いました。
「じゃみんなでお餅をつこうよう」とキャット君が言いました。
ラビット君がお餅をつき、ドック君が水をつけ、キャット君がお餅を丸めました。
その頃、博士は月見をしていました。「あぁ~お餅をついている」
「やっぱり月ではお餅つきをしているんだぁ~」と興奮していました。
お餅をつき終わって一休みしているとラビット君が地球を指差して言いました。
「ねぇねぇ見て、食べ物がなくて困っている人が大勢いてるよ」
「本当だ」とドック君とキャットが声を合わせて言いました。
「お餅を投げてあげようよ」とラビット君が言いました。
「うん。そうだね」とドック君とキャットが声を合わせて言いました。
そして三人は食べ物がなくて困っている人にお餅を投げてあげました。

#困っている人がいれば助けましょう

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