幼児向けお話 なかまたち 第五十四話 「最後まで諦めない」

今日はフットサルの試合、相手はウルフ君チームです。
ラビット君チームは、ドック君とキャット君。チビドック君とチビキャット君。
ウルフ君チームはラフプレーが多いので苦手な相手です。
ゴールキーパーはいつもならチビラビット君なのですがケガで出場できずに、
第二キーパーのチビドック君がゴールを守ります。
試合が始まってウルフ君たちのラフプレイにラビット君達は足を削られて
思うように試合ができません。残り五分で二点差。
応援しているお父さんやお母さん達は「良くがんばったなぁ」と負け気分。
しかし、チビラビット君だけは「まだ試合は終わっちゃいないよ」
「諦めずにがんばれば必ず逆転できるよ」と応援を続けていました。
ピッチに立っているラビット君たちの眼も負けてはいません。
ウルフ君達よりも勝ちたい気持ちが強いのか、残り五分からラビット君達のシュートが、
決まりだし、あれよあれよというまに同点となり、残り五四秒で逆転しました。
試合はラビット君たちの逆転勝ちでした。
チビラビット君は「ほらね言った通り逆転できたでしょう」と言いました。

#終わる前から 、終わらせない

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