雑貨屋さんのひとりごと#8 商品が売れる場所【ロケーションについて】
店舗運営歴18年目、イベント主催歴13年目、「雑貨屋AJUKAJU」の店主で地域活性イベント「雑貨村」の主催者であります松本です。どうもこんばんは。こちらのnoteでは今までの経験をメモのように書き溜めていくことで、これから雑貨屋を開業しようとしている人のヒントになればと思い書かせていただいております。
本日の画像はAJUKAJUの地元である南海本線北野田駅直結のベルヒル北野田で開催します「北野田雑貨村」と、抱き合わせで開催する小学生が子供店長となってフリマで販売をする「キッズフリマ」のチラシ。出店してくれる小学生の子供店長は出店代無料。出店したら子供店長にAJUKAJUの駄菓子をプレゼント。という、ただただAJUKAJUが赤字になるだけの企画のチラシ。ではありますが、子供たちにお買い物や商売が楽しい。と思ってもらうことが地域活性に繋がると信じていますので、大丈夫。大丈夫。
北野田はAJUKAJUの最寄り駅、おしゃれをもとめてお客様が訪れるような場所。とはお世辞にも言えませんが、AJUKAJU店主の地元でございますので、なんとかおしゃれな感じで地域活性できればと思っている次第でございます。(AJUKAJUが考えるおしゃれは肩ひじ張らないぐらいのほどほどな感じ)
そんなロケーション度外視のAJUKAJUが「ロケーションの話」をするなんて、かなりおこがましい話ではございますが、雑貨が売れるロケーションのお話をさせていただければと思います。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
売れるロケーション選び
雑貨屋にとって理想的なロケーションは、人通りの多さだけではなく、雑貨を求める人が日常的に訪れる場所。例えば、駅の近くや観光地、繁華街など、雑貨を買う目的で立ち寄る可能性の高い場所が良いとされています。
▼そんなターゲット層が集まる場所とは?
1,人通りが多いエリア
賑わっている商業施設や観光地は雑貨が売れる条件として最適です。
ショッピングモールや駅前通りなど、人が多く集まる場所に出店すると、多くの潜在的な顧客に商品を見てもらえます。
2,視認性の高い場所
とにかくわかりやすい場所。携帯電話を使わなくても「〇〇駅の南口降りてすぐ」など、一言で説明できるような場所が理想です。
雑貨店やイベント出店では、店の前を通る人が自然に目に入るようにすることで、立ち寄るきっかけを増やせます。
ただ、視認性が高くても、交差点や交通量の多い場所は視認性が高いものの、アクセスのしやすさが問題になることがあります。車でのアクセスが困難だったり、歩行者が忙しそうに通り過ぎてしまうと、単に「見たことがある場所」にとどまり、実際に訪れてもらえないリスクが生じるので注意が必要。
3, コンセプトに合った場所や地域
雑貨の種類やスタイルに合ったコンセプトの場所を選ぶことも大切です。
4,雑貨好きが集まるコミュニティ
雑貨に興味のある人々が集まる場所やイベントも重要です。アートやハンドメイドが好きな人が集まるマーケットやイベントは、来場者の雑貨に対する関心が高く、販売機会を増やす手助けをしてくれます。
これらの条件を考慮して、雑貨の特徴やターゲットに合った場所を選ぶことが重要です。
ロケーションの良い場所を大阪で例えるなら、中崎町、空堀、あべの、昭和町はレトロな雰囲気で個性豊かな地域コミュニティの調和がとれていて訪れやすいイメージです。
まとめ
ロケーションが良いだけでは雑貨屋を続けることはできません。立ち寄ってはくれるものの、雰囲気だけを楽しむだけで商品は買わない。というお客様も少なからずおられます。ロケーションが良ければ良いほどランニングコストも上がりますので、リピーターやファンを作ることが大事になってきます。
またオンライン(ネットショップ・SNS)とオフライン(店舗販売・地元のイベントに参加する)を融合させることも重要です。
そうするとロケーションの悪い場所でも雑貨屋は続けていけます。
そんなロケーションの悪い場所で運営をしているAJUKAJUの話に置き換えますと、「通いやすさ」「ターゲット層の集まりやすい場所」という大事な部分を度外視していいるのですが、その分、雑貨村を主催して地域コミュニティのつながりを形成したり、SNSやHPなどのSEOの強化をし、なんとか続けていけています。
※SEOの強化というのは、狙ったキーワードで上位に表示されることです。
(2024年10月現在、主催イベントの「雑貨村」や「雑貨屋 イベント主催」で検索すると大体一番上に表示されます)
私は、そのロケーションを好きかどうか、このニーズが好きかどうか、というのも続けていくうえで重要なファクターであると思っています。
商売においては、ターゲット層のニーズに応じることや売れるロケーション選びが大切ではありますが、もっと大事なのは自分が『好きを仕事にしている』と思える商品やサービスを提供し続けられるか?ということだと思っています。
なので、どんなロケーションであっても、その場所に合ったニーズを捉えつつ、自分の「好き」をうまく織り交ぜた商売をすることが、個人経営の雑貨屋を続けるために大切なことだと思いますし、それこそが大手チェーン店にはできない個人経営の雑貨屋さんの魅力だと思っています。
本日も読んでくださりありがとうございました。
また次回も読んでいただけると嬉しいです。
雑貨村主催
雑貨屋AJUKAJU店主
松本達洋
▼雑貨村のイベント情報はこちら
https://ajukaju-zakka.shop-pro.jp/