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青春フラジャイル プレイ後感想

今年の8/28に発売されたばかりのpurple software様の新作「青春フラジャイル」を全√クリアしたので感想を書いていこうと思います。共通√までの内容は以前に書いているので、詳しく知りたい方はそちらを参照していただけると幸いです。

共通√までの内容で既に存在自体は暗示されていた「わるいまほうつかい」。この地域に起こる不幸はすべて彼(彼女)のせいによって起こされている…というのが迷信の内容でした。

コメント 2020-09-13 202010

しかし「わるいまほうつかい」とは、正確には人の不幸をエネルギーにして魔法を発動する者ということが本編中に明かされます。リズや主人公のようにキーワードを詠唱して魔法を行使する魔法使いとはまるで異なる、異端の存在です。どのヒロインの√を選ぶにしても、彼女たちは一度は「わるいまほうつかい」の力に頼ってしまいます。不幸を素材にしていることもあり、その魔法は強力です。  

例えば、・幼少期に一家心中に巻き込まれ、自分だけが助かった
・よく手伝いをしていて思い入れのある実家の旅館が、経営的に安定しているとはいえずこの先続けていけるかどうか分からない
といった難しい状況を解決、あるいは先送りにしてしまうことができます。(その代償としてそれ以上の不幸が求められますが…)

しかし、その魔法に頼っているうちは、幸せになることができません。「青春フラジャイル」は、魔法に頼らなければならないほど追い詰められてしまったヒロインとどう向き合っていくかという物語でもあります。以下つらつらと各√ごとの感想を書いていきます。

・透音√ (義)妹兼同居人兼メイド兼猫耳兼ご当地アイドルという非常に火力の高いヒロインでした。ご当地アイドルとなって地元を盛り上げ、民宿を復活させたい!という思いはストレートでとても共感しやすかったです。個人的に一番好きなシーンはアイドルとして生放送配信を行っている最中に、主人公へ公開告白をするというシーン。エロゲにありがちな朴念仁主人公に対して逃げられないように迫るというやり方は、彼女のしたたかさをよく表していて面白かったです。

コメント 2020-09-13 185833

・氷緒√
めちゃくちゃ良かったです。メインヒロイン√を除くと一番好きかもしれない。主人公の幼馴染であり、家業の旅館に並々ならぬ思いを持っている。そして、主人公と仲良くなりたいがために旅館の手伝いに誘う…というムーブがシンプルに最強なんですよね。そういう前提があるからこそ、「わるいもほうつかい」に頼ってでも旅館を存続させたいという氷緒の思いに共感できました。あと、ふとももがめっちゃえちえちでした。

コメント 2020-09-13 202010

・リズ√
魔法は秘匿されるべき存在。その神秘性によって成り立っています。そんな魔法が白日の下にさらされてしまったとしたら…
魔法という題材を扱っている以上、必要不可欠な√だと感じました。明るく元気な印象を受けるリズも実は思慮深く、傷つきやすい女の子でした。
シリアスな展開が続きますが、ラスト一枚のCGがくっそ尊くて昇天しました。エピローグの後味の良さに全振りしているといっても過言ではない(過言

コメント 2020-09-14 184308

・せつな√
爆弾だらけの内容なため感じたことを軽く。他√と比較して体感2倍以上のボリュームがあり、展開的にもCGの力の入れよう的にもこの子の√が名実ともにクライマックス感あります。こういう、会話の7割くらいが冗談で構成されているような子って、なんとなく芝居がかっていて、捨て鉢で生きているような印象を受けますよね。そう振舞っていないと生きていけないような…
あと、ウェイトレス服の脇エロ過ぎ。あれ考えた人(克先生?)は天才。

コメント 2020-09-14 185125

アマツツミ、アオイトリがめちゃくちゃ面白かったこともあり、勢いで予約した今作。ぶっちゃけ克先生単独原画というところに惹かれて予約した面が大きいですが、シナリオ面もとても楽しめました。ヒロイン、サブキャラ全員キャラが立っていて、彼らの掛け合いが主になるので読んでいて面白かったです。心残りがあるとすれば、ソフマップで予約しないとビジュアルファンブックがついてこないというのを見落としていて、ウキウキでメロンブックスで予約したことです。泣いてます。


最後に…えちえちなシーンに期待している方は、100%満足できるかと思います。



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