見出し画像

初めてのコーチングを振り返って

こんにちは。AZIです。
人生初めてのコーチングセッションを行いました。お相手はコーチング練習グループの方ですが、ここまで緊張したのはいつぶりだろう、というくらいド緊張しました。

反省と改善とをここに記します。
※反省その④で出てくる具体例はセッション内容とは一切関係ありません。あくまでもイメージするための作り話です。


反省点その①:焦りすぎ


まず第一の反省として自分の中で浮かんだのが「焦りすぎ」ということでした。
「何か質問しなきゃ」「今の質問でよかっただろうか」「相手の表情はどうだろうか」「不快にさせてないだろうか」「『え、今の質問なくね?』とか思われてないだろうか」といったことが深夜の首都高のスピードカーばりに頭をよぎりました。
普段学んでいる教材(本、動画、セミナー、クライアントとしてのセッション)が模範的だからこそ、上手くできているかどうかという思考が出てきます。

【改善方法】

冒頭の自己紹介で「独学であること」「初心者であること」「もしかしたら失礼なことを言うかもしれないが、その時は遠慮せず言ってほしい」ことを伝えること。
こちら側の前提を知ってもらうことで、お互いにとっての安心できる空間を作ること。

追記:上記はあくまでも練習グループ内でのセッションに限ります。

反省点その②:終わり方が分からなかった


セッション終盤を迎えるにつれ、どのようにセッションを締めればいいのかが全く分からなかった。セッション導入のイメージトレーニングはしていたが、セッション終了のことを想定できていなかった。

【改善方法】

過去に受けたセッションや動画教材を見返し、どのようにまとめていたのかを復習する。
そのうえで、今回のセッションであればどうすればよかったのかをシミュレーションする。セッションをまとめるときに流れと目的を再認識する。

反省点その③:時間のコントロールができなかった


いざセッションが始まってみると、行き当たりばったりで進めていたために当初の予定時間をオーバーしてしまった。完全な見切り発車となってしまった。

【改善方法】

全体の流れを「アイスブレーク→自己紹介→テーマ確認→メインセッション→振り返り、締め」とし、各フェーズごとのイメージを練習しておく。それぞれのフェーズごとのキーワードや定型文を決めておき、緊張してもいつでもコーチとしての自分に戻れるように手数を増やしていく。

追記:スキル(質問の仕方、理論など)はあくまでも方法論・手段に過ぎず、最も大切なことはクライアントにとってのゴールに寄与しているかどうかという視点を持つこと。手段が正解なのではなく、目的のためには手段を変えることを辞さない。

反省点その④:テーマを広げすぎた


クライアントから提示された内容が具体的なものであったにもかかわらず、抽象度をすぐに上げてしまった。話が飛びすぎてクライアントにとって想像しにくい質問を投げかけてしまった。

例:「家族の雰囲気を良くするため、お菓子作りを始めた。でも夫が喜んでくれなくて悩んでいる。もっとお菓子作りを頑張りたい」
今回の失敗例:「未来でどんな家族になっていることが理想ですか?」

【改善方法】

クライアントの理想・ゴールを聴くことは大切だが、まずは話の内容を理解することから始める必要がある。
そもそも上記を書いていて気付いたが、内容の因果関係が不明瞭である。

目的:「家族の雰囲気を良くしたい」
手段:「お菓子作りを始めた」
悩み:「夫が喜んでくれない」から「お菓子作りをもっと頑張りたい」

初めの段階で確認した方がいいのは「お菓子作りが家族の雰囲気が良くなるのはなんでだろう?」「夫が喜んでくれることが家族の雰囲気を良くなることに繋がる?」「そもそも夫はお菓子を作ってほしいと望んでいる?」といったことから、クライアントが本当は何を目的としているのか(例えば「家族が一緒に過ごす時間を作るためにお菓子作りを始めたが、その時の夫の様子がつまらなさそう。本当はその時に家族の団らんの時間を過ごしたい」)を探る必要がある。

クライアントが抱える悩みの因果関係を明確にしておくことで、どこに変化が生じれば理想の未来に近づくのか、その未来に近づくためにどんな方法があるのか、クライアントがどのような行動を選択し実行するのか、そこに不安や障害がなく取り組めるのか、いつから行うのかといったことを話し合うことができる。

まずは正しくテーマを理解することが、始まりの傾聴では必要なのかなということを認識できました。

具体的な改善内容まとめ

  • 遠慮なく初心者であることを冒頭で打ち明けよう

  • セッションのまとめ方を復習しよう

  • 「アイスブレーク→自己紹介→テーマ確認→メインセッション→振り返り、締め」の各フェーズごとのイメトレをしよう

  • 各フェーズごとの時間配分を決めておこう

  • クライアントのテーマを正しく理解しよう


いいなと思ったら応援しよう!