AJSインターン生の活動紹介 「次世代ラウンドテーブル(Next Generation’s Roundtable) in Tokyo(NGRT)」 6期第3回:デジタル大臣 河野太郎氏
2023年1月24日、「次世代ラウンドテーブル in Tokyo (NGRT)」6期第3回目が六本木ヒルズクラブで開催されました。新年最初のNGRTは、デジタル担当大臣を務められている河野太郎氏をお迎え、中国とその経済情勢についてご講演いただきました。本記事では、貴重な経験となった新年最初のNGRTの模様をお伝えするとともに、AJSインターン生の活動の一つであるNGRTの様子並びに参加者の声をご紹介します。
** NGRTの概要 **
(1)プログラムのご紹介
NGRTとは、40歳未満の日米の若者が集まり、政治、外交安保、経済、環境、文化など様々なテーマについて英語で議論する会員制の会合です。毎回そのテーマにおける専門家や著名人をゲストスピーカーとしてお迎えし、議論を通じて知見を深めることを目的とします。
開催頻度はおよそ月1回であり、日米間のみならず、多種多様な業種の方々がご参加されるため、活発なディスカッションに加えて、多面的な交流を楽しむことができるのがNGRTの魅力です。詳細はこちら
(2)インターン生の役割
NGRTでは、AJSのインターン生は主にプログラムの運営のお手伝いをします。具体的には、ゲストスピーカーのサポートや当日の司会進行を担います。又、実際にディスカッションに参加することもありますので、英語でのスピーチ力を鍛えることができるとともに、講演者や参加者とのつながりを作ることができる絶好の機会です。
** 今回のNGRTについて **
(1)ゲストスピーカー
(2)ディスカッションテーマ
今回のNGRTテーマは、「中国とその経済情勢」でした。
各テーブルでは、「中国と経済的にどのように付き合っていくべきか(=How we should deal with China economically)」 という問いを中心に、文化や歴史など様々な視点から上記議題についてディスカッションが行われました。特に、国際社会における各国の経済的動向に着目しつつ、日米及び多国間の結束や日本の経済的基盤の強化方法、並びに現状の課題と対策について積極的に議論されました。
河野大臣は、日本は隣国中国に対抗することはもちろん、国際社会で経済的主導権を握るためには、国際水準以上の経済能力を身につけることが不可欠であると強調されました。参加者によるテーブルディスカッションの際にも挙げられた日本の「ソフト・パワー」の利用というアイディアに触れつつ、現在ある資源や能力、産業等を活かすことの必要性について概説いただきました。このように、日本が今何をするべきかを考えるにあたって、国家間レベルのみならず、民間レベル、すなわち私たちがいかに主体的に行動すべきかについて考察する大切さについて気付かされた貴重なセッションとなりました。