タップダンスでファッキンイデオロギー
日曜日
宝塚初観劇の日。同僚のお誘いで雪組公演「シティハンター」を見にいく。これまで正直ナナメに見ていたので宝塚=古風なものと思ってたんだけど、シンプルに間違いでした。前半でシティハンターをやったあと後半にショーをやるんだけど、ショーのかっこよさったら…
宝塚は、学生時代に友達と行ったおでんバーでたまたま横にいたおじちゃんに「死ぬまでに一回観に行っとけ」って言われてからいつか行きたいと思っていたので、やり遂げた感が半端ない。あの時のおじちゃん〜、宝塚よかったです!おすすめしてくれてありがとう。
月曜日
駅前の松屋が閉店していた。まあ一回も行ったことないんだけど。
火曜日
今度は駅前の日高屋が閉店した。どうやら駅前ビルの工事をするらしい。松屋と違い日高屋にはやや愛着があって、ちょっと惜しい気持ちになる。日高屋はピリ辛とんこつみそラーメンが好き。ネギ別添えのやつ。
水曜日
朝ジムに行く時、旧日高屋の入口前に大きくて真っ赤なバイクが停まっているのを見掛けた。仮面ライダーが乗ってそうな派手なやつ。どうやら従業員が店内の片付けをしにきたらしい。ワイルドな趣味の方がここで働いていたんだなあ…
昨日までなんとも思っていなかった人が、私の中で急に形をおびてくる。飲食店で(たぶん)正社員として働くバイク好きのお兄さん。店の裏手に駐車スペースがあるはずなのに、人目につく入口の目の前に停めているあたりわりかし目立ちたがりか?
なんてしょうもないことを考えて、ジム入る頃には忘れている。
木曜日
YouTubeでウィ・ハジュンを調べていたら偶然見つけたウェブドラマ「あの日のコーヒー(그날의 커피)」がよかった。各回のタイトルがコーヒーのドリンク名になってておしゃれ。
明日休みなので今夜は開放感が半端ない。ビール一本のあとジンソーダ(1:8くらいの極薄割り)をせっせと仕込み、ずっと見ようと思っていた映画「スウィング・キッズ」を見る。タップダンスでファッキンイデオロギーな、かっこいい映画でした。
寝る前に、会社の人におすすめされた「StreetWomanFighter」1話をとりあえず見る。シビれるねーハマりそう。
金曜日
会社がお休みなので一日何をしようか考える。久々に自転車に乗りたいな。あとは、美味しいおやつが食べたい。思いつくままにコースを組んで、いざおでかけ。
近所のカフェでおやつのスコーンを食べながら、図書館で借りた韓国小説「わたしたちが光の速さで進めないなら(キム・チョヨプ著)」を読む。SF短編集って星新一的な…?と乏しい前知識で読みはじめたら、とても美しくてびっくりした。まだ一本目の「なぜ巡礼者たちは帰らない」しか読んでないんだけど、美しいSF小説って。不思議だよね、不思議なんだよ。
力ある作家さんに、力ある翻訳家さん。良い本だ。
夜ご飯を食べながら「来年入籍しようと思う」と両親に話すと、予想通り、相手のキャリアの無計画さを指摘される。私はほぼ自分の話をしないもんで、両親がこの辺気にしているかなと思いふと話題に出してみた次第だけども、無計画さについては言う通りなので返す言葉もない。
ひとつ分かったことはやっぱり早く家を出たほうがいいということ。よし、来年だ。いなきゃいないで、なんとかやってんだろうと思うだろう。