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暑すぎるぜ、東京!23区内に滝がある?Go!【王子・名主の滝】 

暑い、暑すぎる。こんな時は、クーラーのかかった屋内にいるに限るのだが、それでも休みの日はどこかに行きたい。さあ、どこに行こう。前回の等々力渓谷は、大正解だった。さあ、今回は。

暑さを吹き飛ばしてくれるもの。そう考えてすぐに浮かんだのは「滝」だった。どうせそんなにないだろうと思いながらも、早速「都内 滝」で検索。すると、これまで聞いたことのないある滝の名前がたくさん出てくるではないか。

名主の滝。

北区の王子にあるらしい。23区内にも滝があるのか。早速行ってみよう!

動画で涼む!

記事の前に、30秒のショート動画でも、どうぞ涼んでいってください。


くらくら目眩がするような猛暑の中を、王子に向かう。

王子着。王子は、昔車で通りすぎたことが一回あるくらいで、初めて訪れる気がする。駅前には飛鳥山。春の桜、そして紫陽花でも有名な自然地形の「山」。都電荒川線が飛鳥山の麓のカーブをなぞるように道路の上を走り、こんなに趣があるとは知らなかった。

標高25.4メートルの飛鳥山を登る斜行モノレール。カタツムリのようなフォルムで、その名も「アスカルゴ」とは!48メートルのレールをカタツムリのように、ゆっくりと、2分かけて移動。

今回向かう名主の滝公園は、飛鳥山とは反対方向。途中、親水公園で子供が水遊びをしていた。

え?ここは石神井川?石神井といえは東京の西だが、川はここまで流れているとは。なるほど荒川水系だから、こちらに向かって流れているのか。

私も水浴びしたくなったが、さすがに大の大人がみっともないので、やめておくことに。

そして駅から歩くこと10分弱。目的の「名主の滝公園」に到着!

由緒ある庭園への入り口のような門をくぐって中に入る。

中は鬱蒼と樹々が生い茂り、すでに涼しい!

案内板を見ると、江戸時代末期に地元の名主が自分の庭に作ったというから、すごい。歌川広重も、それらしき滝を描いているという。

さて、滝は、と。
園内の標識には、男滝、女滝、などあわせて四つの滝があるとのこと。

しかし、一つずつめぐろうとしたが、なぜか立ち入り禁止の表示の連続で、最後の男滝に期待!

そして、歩くこと数分。
さあ、来た!男滝!

落差は8メートル。
水飛沫が、轟きが、酷暑で疲れた心身をリフレッシュしてくれる。

気持ちいい!
まずなんといっても涼しいし、轟音は、癒しだけでなく、明日へのパワーをくれる感じすらする。

そして、滝行でもしたくなる。

嗚呼、スッキリした!来てよかった!
今回の涼を求める小さな旅も大成功!

と、思っていたら、あれ?
滝の水が全部止まってしまったではないか!

えええ?
公園事務所の人に聞くと、滝は池の水をポンプで循環させて落としているとのことで、夕方4時に止まるんだという。

「え?でも止まったの、四時前でしたよ」と言うと、「あー、水早く無くなっちゃったかなあ」と。

また、女滝など他のいくつかの滝は進入禁止だったのでどうなってるのかと聞くと、「あ、あれポンプ故障してまして。」

あああ、確かに修理には貴重な税金をかなりかけないといけなさそう。

まあ人工の滝だから仕方ないものの、少し興ざめ。でも、男滝、立派なもので、三脚持った写真愛好家の姿も。

最後にちょっとガッカリのオチがあったものの、23区内でこの滝は、行く価値あり。皆さんも、ぜひ!


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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AJ😀

トンボも滝で夕涼み

前回の東京避暑スポットは、こちら。

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AJ 「英語×中国語=∞!」英中両語で、世界を広げる。
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