発達障害の診断後、障害者手帳取得までの大まかな流れ

※少し昔の事で記憶違いがあるかもしれません。支援制度も時々で変更があったりしますので、その点ご了承ください。

以前のnote『夫が発達障害の診断を受けるまで』でも書きましたが、障害者手帳の取得には、半年間同じ病院で経過観察をしてもらう必要があります。一過性の症状ではない事を証明してもらう為ですね。その為には、Aという病院で3ヶ月通院+Bという病院で3ヶ月通院=合計6ヶ月の通院、では駄目だという話でした。

当時は夫の仕事の関係で広島に住んでおり、将来の事を考えて、私の地元(東京)に引っ越しを考えていたので、とりあえず診断を受けた病院で紹介状をもらい、引っ越しが終わってから、東京で6ヶ月の通院をする事にしました。

発達障害と診断された後の大まかな流れを書くと、東京へ引っ越し→通院開始→ストラテラ処方開始→障害者向けの職業訓練校に入校(3ヶ月?)→通院から半年経過後に障害者手帳取得→自立支援を申請してストラテラの負担1割に変更→本格的に職探し→障害者枠で採用決定、という感じでした。

まずは、私も夫も仕事を辞めて、無職での引っ越しです。

わ~。夫婦二人とも無職って、引っ越し先がそれで見つかるんですか~?(;・∀・)って感じですが、親戚がヒントをくれて、引っ越し先を見つける事が出来ました。実は良い方法があったのです。それは、

URであ~る♪

URは敷金礼金不要。保証人も保証会社も不要。東京だと当たり前に取られる二年ごとの更新料も無し。無職でも『一年分の家賃を前払い可能なら』賃貸契約が結べてしまうのです!

幸い私の趣味が貯金でしたので(笑)、一年分の家賃前払いは可能でした。

URの物件をネットで調べ、内見の予約をして夫婦で東京へ出向き、内見。(ついでに持参したメジャーでカーテンのサイズなども細かくチェック)

一晩考えてから物件を決め、契約を結んで、一年分の家賃を振り込んで、賃貸契約完了。

その後は広島に帰って引っ越しの準備!

それと同時に、夫の通院先も探しました。東京では発達障害を診てもらえる病院の診察待ちが数ヶ月、なんて話も聞いていたので、早めに動く必要がありました。引っ越し先の近所の病院は案の定数ヶ月待ちだったので、仕方なく、通院先は電車を使う事になる少し離れた場所の病院に決めました。

引っ越し前に夫自身で電話をして、私が作ったカンペ(笑)を見ながら、紹介状がある事、障害者手帳の取得を考えている事、ストラテラという薬を試してみるつもりだったので、ストラテラの処方が可能かどうかなどを確認して予約を入れました。

夫は雇用保険を受給しながらじっくり次の職探しをするつもりだったので、引っ越しをする場合は受給手続きをどうすれば良いのかも調べたりしました。転職を繰り返す事になるのは、夫本人も負担が大きいですから、きちんと自分の特性を見極め、出来る限り長く勤められる職場を探したいと思っていました。

引っ越し後は、いよいよ通院開始。

通院のペースは最初は一週間に一回くらいだったり、手続きで診断書が必要になればそのタイミングで通院したりしていました。しばらく通ったら、ストラテラをもらう為に1ヶ月に一回くらいの頻度に落ち着いたと思います。

ストラテラも処方してもらい始めましたが、しかし、肝心の障害者手帳の取得までは半年あります。障害者手帳取得前でも、診断書か何かがあれば障害者向けの職業訓練校に入校可能との事だったので、雇用保険を受給しながら夫は職業訓練校に通い始めました。

この頃は手続き→手続き→手続きで、そういった事が大の苦手な夫にはさぞストレスだった事だろうと思います。

また、夫の場合はストラテラの副作用がかなり強く出たので、吐き気と食欲不振と頭痛のせいで、この頃は少し体重が落ちてしまっていました。

でも、職業訓練校で、数人おしゃべり仲間が出来たりと良い事もありました。

自分の特性にあった再就職先を探したいと思ったら、職業訓練校に入校する事もオススメです。

職業訓練校の話も、夫からの又聞きにはなりますが、また別のnoteで書ければ、と思います。



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あじつきのり@発達障害+境界知能の当事者の妻
夫いわく、取り分は8(私)対2(夫)という事なので、もしも夫の事を話題にしたnoteでサポートしてくださった場合は、夫にもきちんと分けます。「分け前はまだですか! 先生!」と笑顔で言われる今日この頃です。