字をきれいに書けるようになりたい
海外で生活していると、日本語をペンや筆で書く機会がめっきり減ります。
そんな中でもたまにある日本語の書類提出や、日本語を教わりたいローカルスタッフにペンで日本語を書く機会で自分の字のクセの強さに愕然とします。
今回は、日本語をきれいに書くために必要な姿勢、大人の練習方法について調べたことを書いていきます。
1.書き順が大事
多くの人は、学校でこの書き順を学びますが、なぜその順序に従う必要があるのかを理解せずに習得している場合が多く、私もたまに書き順間違いを妻に指摘されます。
書き順を守ると、文字のバランスが整いやすくなり、見た目が美しくなります。特に漢字は複雑な構造を持つため、適切な順序で書かれると各パーツが正しい配置に収まります。
2.正しい姿勢を保つ
まさしく、フィジカルの意味での姿勢です。きれいな字を書くためには、まず書くときの姿勢が大切です。背筋を伸ばし、リラックスした状態で座るようにしましょう。①背筋を伸ばす:猫背や前屈みにならないよう、背筋を伸ばすと筆圧が安定します。②足の位置:両足を地面にしっかりと置き、体を安定させると良いです。③机と椅子の高さ:肘が自然に90度に曲がる高さが理想的です。これにより、腕がスムーズに動き、筆圧を一定に保ちやすくなります。
3.ペンの持ち方
持ち方一つで、文字の形や筆圧が大きく変わります。きれいな字を書くためには、正しい持ち方を身につけることが重要です。①指の位置:ペンの先から1.5cm~2cmほど上を持つと、手元が見えやすくなり、細かい調整がしやすくなります。②力加減:ペンを強く握りすぎないようにしましょう。軽く持つと、手が疲れにくく、滑らかに書けます。
4.筆圧を調整する
適切な筆圧は、きれいな字を書くうえでとても重要です。強すぎると線が太くなり、弱すぎると読みにくくなります。①適度な筆圧を意識する:特に漢字の画数が多い場合、強弱をつけてメリハリのある文字を書くと、見栄えが良くなります。②メリハリのつけ方:横線はやや軽く、縦線は少し強めに引くことで、安定感のある文字が書けます。
5.文字の配置を意識する
漢字やひらがな、カタカナのそれぞれに適したバランスがあります。文字の中心が整っていると、全体の見た目がきれいにまとまります。①中心を捉える:文字の中央を意識して、左右対称になるように書くと、安定感が出ます。②上下左右の空間を整える:字の中の余白や文字間のバランスも意識し、詰めすぎず広げすぎないようにしましょう。
6.書く速度を調整する
速く書くとどうしても崩れがちです。きれいな字を書くには、ゆっくりと丁寧に書く意識が重要です。①ゆっくり書く練習:速さよりも、丁寧さを重視して書くことで、文字の形を安定させることができます。②テンポを一定に保つ:急に速くなったり遅くなったりしないよう、一定のリズムで書くと、全体のバランスが整います。
大人になってからでも字をきれいに書くことは十分に上達できると思います。多くの人が「字は子供の頃に練習しないと上手くならない」と思いがちですが、実際には大人になってからも練習と意識次第で美しい文字を書く力を身につけることができます。
日本語を書く機会で日頃からポイントを押さえた練習をして上達を目指したいと思います。
良き、一日を。
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