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筋の良い雑談とは ~政治編~

雑談力って、いろんな考え方があると思います。私がこれまで感じてきたことを一つ挙げるなら、雑談が上手な人って、何年経っても「この人、すごく印象に残ってるなぁ」と思うことが多いんですよね。名前も顔もバッチリ覚えてるし、面白かった話は今でも鮮やかに覚えてることが多いです。

今日は特に「発信側」、つまり自分が話すときにどうやって雑談を面白くできるか、私の考える「筋の良い雑談」についてお話ししますね。どうぞ、ゆる~く読んでください(笑)。

「へぇ~」を引き出す雑談力

まず、雑談力を高めるには、日々のインプットやトレーニングが大事だ!っていうのは、もう皆さんご存じだと思います。でもここで注目したいのは、どういう切り口でインプットして、どうやって相手に分かりやすく伝えるかってことです。つまり、相手に「へぇ~、それ面白いね!」って言わせる、思わせるのがコツ。

例として、タイムリーな話題として「政治」を取り上げてみます。昨日はちょうど日本では選挙サンデーでしたから。(ちなみに、海外に駐在していると、ローカルの方から「日本の政治ってどうなってんの?」なんて質問されることがよくあるんです。無邪気にポンポン質問されるんですけど、これがまた抽象的で答えるのが難しい…)。

ポジティブな話題をチョイスしてみよう

政治の話をするとき、右だ左だとか、「あの政治家はダメだよね~」なんて批判的な話題に走るのは簡単ですよね。SNSでもテレビでも、ネガティブな話ばっかり聞こえてくるし。でも、そんなありきたりなネガティブな話をしても、相手に良い印象は残りません。むしろ、「ああ、またその話か」って飽きられちゃうことも…。

例えば、岸田元総理についての話題で、「東大に3回落ちて早稲田に行って~」とか、「またメガネを付けたあだ名がどうのこうの~」なんて話をしても、何のインパクトもないですよね。

そこで逆に、ポジティブな視点で話すと、意外に引きつけられることがあります。たとえば、Wikipediaを見ると、岸田さんは早稲田大学卒業後、長銀(日本長期信用銀行)に入行して、初期配属は本店でエリートコースを突き進むのかと思いきや、いきなり地方の高松に配属されて営業マンとして2年間働いていた、なんてエピソードがあります。地方配属…これって、サラリーマン経験者なら「うわ、リアルだな…」と感じるポイントですよね。

さらに、この長銀ってキーワード、ちょっと歴史を知ってる人なら「ああ、あの銀行ね」と思い出すかもしれません。こういう少し突っ込んだ話題を取り入れることで、相手の興味を引きつけられるんです。しかも、「へぇ、岸田さんも普通に営業やってたんだ」ってちょっと親近感が湧くんじゃないでしょうか?しかも何なら高松では倒産や夜逃げなどの経済の暗い部分をしっかり目撃されていたようです。

簡潔で伝えやすい話し方がカギ

そして、雑談をもっと印象的にするためには、相手がそのまま他の人に伝えたくなるように話すことが大事なんです。どういうことかというと、例えば、「なぜ日本では同じ政党が長いこと政権を維持してるのか?」とか、「なんで日本は二院制なんだろう?」、「総理大臣はなんで国民投票で選べないの?」なんて素朴な疑問に対して、すぐに答えられるようにしておくことです。

たとえば、「なぜ同じ政党がずっと政権を担っているのか?」という質問には、「それはね、小選挙区制が大規模政党に有利に働くからなんだよ」と簡潔に答えられると、「へぇ~、そうなんだ」となります。これが基本。知ってると強いです。

少し深堀りしてみるのもアリ

でも、もうちょっと踏み込んで話すとさらに強力。たとえば、日本と同じように二院制を敷いている国って他にもありますよね。でも、その理由って意外と知られていない。歴史的背景を少し話してみると、「あ、そういうことだったんだ」と相手も納得するんです。こんな風に、相手に「へぇ~」と思わせることが、雑談力アップのポイントです。

つまるところ、雑談力を高めるには、まずは気軽に、そしてちょっとした工夫を入れてみることが大事です。相手に「その話、面白いね!」と思わせるためには、ネガティブな話題を避け、ポジティブな視点や具体的なエピソードを活用しましょう。そして、相手が他の人にも話したくなるような、簡潔で分かりやすい言葉選びを心がけると、雑談力はどんどん磨かれると思います。

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Ajitama
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