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情報の海から宝を見つけ出す方法/イディオム"The Wheat and the Chaff" から

最近読んだ本の一説から、少し短めに英語に関する小ネタをお届けします。

The Wheat and the Chaff /(直訳)麦と籾殻

穀物から籾殻を取り除くように、良いものと悪いものを分けるという意味のイディオムです。

ポーランドの有名な作家、テレビ司会者でもある、Jacob Bronowskiさんはこの言葉にこうコメントを添えています。(もともと学者さんでありながら、そのマルチな才能で活躍された面白い方なので是非チェックしてみてください。)

"It is important that students bring a certain ragamuffin, barefoot irreverence to their studies; they are not here to worship what is known, but to question it."

(DeepL訳)「学生は、勉強に対してある種の無造作さ、裸足の無礼さを持って臨むことが重要である。彼らは既知のものを崇拝するためにここにいるのではなく、それを疑うためにいるのだ。」

"学ぶ"という姿勢について考えさせられる言葉だと思いませんか?

情報に溺れる社会の中で深海の宝を見つけ出す方法

もし、あなたが学生や社会人としてキャリアを歩んでいるなら、情報の海に飲み込まれそうな気分を味わったことがあるかもしれません。特にビジネスの世界では、新しい本やニュース、状況変化、が波のように押し寄せ、「一体何が重要なんだ?」と思うことが多いでしょう。

「価値のある情報をどうやって選別すればいいのだろう?」

膨大な量の情報の中から、どうすれば本当に必要なものだけを選び出せるのか。どんなフィルターを身に付けるべきなのでしょうか。

結論、フィルターは誰かが用意してくれるものでなく、自分で作るしかありません。

フィルタリングのスキルを磨く

フィルタリングの一歩目は、見つけた情報を記録し、どれが本当に価値があり、どれがそうでないかを評価することだと思います。「それってあなたの感想ですよね?」とは真逆で、感想を持つことこそ重要ということです。

情報をフィルタリングする力は、ビジネスの世界だけでなく、学生生活や日常生活にも応用できるはずです。たとえば、試験前に勉強すべき内容を効率的に絞り込むことや、キャリア選択で重要な情報だけを選び取ることも同じスキルが役立つはずです。

価値ある情報を見分けるコツ

では、どうやって情報をフィルタリングしていけばいいのか?考えられるステップを4点に分けて解説します。

  1. 目的を明確にする
    最初に、自分が何を知りたいのか、何を達成したいのかをはっきりさせる。目的が曖昧だと、いろんな情報に振り回されてしまいます。

  2. 信頼できるソースを見つける
    情報源がどれだけ信頼できるかを確認することは非常に大切。たとえば、学術的な出版物や信頼ある著者の書いた本、実績のあるウェブサイトを優先する。

  3. すぐに役立つ情報か見極める
    すぐに行動に移せる情報は、価値が高い。読んだだけで満足するのではなく、「これをどう活かせるか?」と常に問いかけましょう。

  4. 繰り返し使える知識を探す
    一時的なトレンドに左右される情報は長く役立たないことが多い。長期間にわたって応用できる知識に価値があると考える。

情報の海に溺れないための自分なりの浮き輪(フィルタリング)を身につけて楽しく航海(人生を豊かに)していきましょう。

参考になれば幸いです。

良き一日を。


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