
理想通りじゃない日を生きて、お寿司を食べて。
こんにちは。もいです。自問自答ファッションを知ってから、ずっと憧れていた鮨ほり川さん。機会に恵まれて、とうとう行ってきました。
素晴らしい体験だった。そして自分にとって何やら大切なことを知れた気がする。抱きしめたい思い出になったのでのこしておきます。
元々お寿司が大大大大大大好き。
あきやさんのnoteでほり川さんを知って、すごくすごく行きたいと思っていた。その時お店はお休み中だったから、再開したら絶対行くぞ!と思っていた。
それなのに、私は3回ほど予約を見送った。そして、ご入院のためお店をお休みされるポストを見て、行かなかったことをものすごく後悔した。
それは、予約を見送った理由が、自分の完璧主義によるものだったからだ。
私が思っていたのはこう↓
ほり川さんにお寿司食べに行きたい❣️ガールズお誘いできたら楽しいだろな〜✨️せっかく東京まで行くんだし泊まりたいな❣️でも土日だと宿泊費高いよな〜できたら金・土で行けるといいな❣️買い物もしたいからお金に余裕があるときがいいよね❣️というか仕事が落ち着いて心にも余裕があるときがいいよな〜❣️
で、そんな完璧なタイミングの日なんて来るわけなかったのである。
金曜日はことごとく会議や来客対応があり、土日だろうと金土だろうと宿泊費はそれなりにかかり、そもそもお金に余裕があるときなんて未来永劫くる気配もなく(あればあるだけ使う)仕事が落ち着いて心に余裕がある日ってここ1年ありましたっけ?
自分や家庭の事情で行けないのは仕方ない。どうしようもできないことはあると思う。でも、謎なこだわりや、貧乏思想(せっかくならあれもこれもそれもできないともったいない!)でチャンス逃すって一体…あんなにあんなに行きたがってたくせに…ばかばかおばかっ😭😭
だから、お店を再開されるとのポストを見たとき、家計費に手をつけてでも行くと決めた。実は2月はもう1回東京に行く予定があって、金銭的なタイミングだけ考えたら、今ではない。でも「ほり川さん行きたいな」という気持ちを、「今は忙しいよ(日帰りなら行けるけど、せっかくなら泊まりたい)」「難しい案件控えてて余裕ないよ(一滴の憂いもなくお寿司食べたい)」と理由をつけて抑えるたびに、自分に対する信頼度が減っていっているのがわかっていた。またこの人、私の願いを叶えなかったなって呆れていた。どちらも自分なんだけどね。これ以上、自分を嫌いになりたくなかった。それで、日帰りで東京に行ってお寿司を食べることにした!そんな悲壮な覚悟で行くものじゃないと思うんだけれど…こじらせすぎたね。
ようやく迎えた当日!
行きの新幹線は雪の影響で2時間近く遅れた。駅で座ることもできず待ち続け、なぜよりによって私は今日東京に行くのだ?!と自分の選択に頭を抱えた。予約していなかったら日を改めていたかもしれない。
遅れを取り戻すべく、東京ではひたすら小走り&競歩で移動する妖怪となりはてた。行きたかった洋菓子屋さんでは息をきらせながら滞在時間3分でお土産を選んだし、食べたかったケーキはイートインスペースで5分でかきこんだ。忙しなかった。
帰りの新幹線はというと、これはXでもいくつかポストさせていただいたんだけれど、終電に乗り遅れた。宿もあいていないしスマホの充電もきれそうで路頭に迷うところだった。なんとか夜行バスで帰ってきたもののかなり焦ったし、翌々日まで腰が痛かった。
しかしでは散々だったのかというと、まったくもってそんなことなくて、最高に楽しかった!!
そう、念願だったほり川さんにお寿司を食べに行ったんだよ〜🥹🍣これ以降はしゃぎすぎて写真がない😅いただくものがどれも新鮮な美味しさに溢れてて、お鍋はしみしみで、最後くだもの握りで甘くてみずみずしい幸せに包まれました🍊ありがとうございました💜@sushi_horikawa pic.twitter.com/TLlWvQ8E8R
— もい (@moi_spice) February 9, 2025
かぼす入り日本酒とともにみずみずしいもずくや浅漬けをいただき、刺身は白子・かわはぎの肝あえ・牡蠣を選んだ。私は生のトマトは得意じゃないんだけど、とまとうふ鍋は絶対おいしいでしょと思っていただいたら、えんがわのとろとろとトマトのほろほろが染みわたって想像をはるかに超えていた。お寿司も一貫一貫が「えっこんなにとろとろ?」「ぷりぷり!」「ほろほろ!」と擬態語のパレードだった。
そして!!マ--クさん!!!!
カウンターでお隣の席で、雰囲気からしてガールズさんなのではないだろうか?とあきやさんのお名前を出させていただいたところマ--クさんだとわかり狂喜した。note読んでます!そのお靴知ってます!教室の感想も読みましたー!はしゃぐ私を受け入れてくださり、本当にありがとうございました。ピアスや靴などファッションアイテムの話をしたり(そういえば名古屋弁には「ときんときん」という概念がある。ときんときんにした鉛筆、みたいにとがったものに使う。「ときんときんの靴がほしくて…」と伝えたところ、「それは、とがってるってことですか?」と尋ねられた。「そうなんですけど、とがってるよりもっととがり度が強くて…こう…ときんときんとしか言えない〜」となった😅)、『自由』や『怒り』の話もした。『自由』では、私は誰かに自分の行動を制限されるのがとても嫌だとわかった。「(行動を制限する人は)愛情ゆえに心配だからかも」という話題でも、「私にとって適切な内容で適切な容量でない心配は心配とはいえない!求めてないです!」と伝えた。マ--クさんには「心配するのもだめなんですか…!」と言われた☺️初対面でこんな話ができるなんて楽しすぎて最高だった。(ただしあまりに楽しすぎて、コミュニケーションにおける自分のやっかいな考え方に気付いてしまった。このあたりのことはいずれ書きたい。過去のもろもろは根深い。)ちなみにマ--クさんには私が天界人であることはすぐ見抜かれた。
当初希望していた完璧な理想通りの旅行ではなかった。泊まりはあきらめ日帰りにしたし、しかも終電に乗り遅れて日帰りにもならなかったし、常に余裕はなかったし、通帳はボロボロだし。
でも憧れのお寿司屋さんでおいしいお寿司を食べて、思いがけずガールズとご一緒することもできて。理想通りよりも楽しい、最高な思い出になった。
自問自答ファッション教室も、ほり川さんもそうだけれど、あの幸せな空間が存在していることが嬉しい。今頃皆で楽しく話してるんだろうなとか、誰かがお寿司を食べておいしいって思ってるんだろうなって想像するだけで心が温かくなるし泣きそうになる。残念ながら100年後には私たちはいないわけで、そうなるとやはり残念ながらあの空間もなくなってしまうわけで、儚いなーなんて唐突に思ってしまうけれど(そして私は永遠よりも刹那に惹かれる厨二病なわけだけれど)、でもこの瞬間には間違いなく存在しているんだよなぁと思うと不思議。どちらもまた絶対行きたいって思っているけれど、もし行く機会がなかったとしても私のなかには一生のこりつづける。きっと何度も思い出す。そんな思い出がきっと私を日々勇気づけてくれる。
やや強引でも、理想通りじゃなくてもいいから、行きたいところに行ったり食べたいものを食べたりしたいことをしたり、人生満喫したいなと思ったのでした🍣
なお新幹線乗り遅れの話はすでに何人かにしていて、皆すごく笑ってくれるのでこれから鉄板ネタにするつもり🥹✨