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ベトナム不動産の過去の大暴落と今後の展望を解説
ベトナム不動産市場の大暴落と今後の展望
ベトナム不動産市場は、2015年の外国人投資解禁をきっかけに活況を呈しました。
しかし、2020年代に入って「ベトナム不動産の大暴落」とも称される価格下落が発生しました。
本記事では、なぜ好調だったベトナム不動産の価格が大暴落したのか、そして今後の展望について解説いたします。
2015年以降のベトナム不動産市場の成長
2015年に外国人の不動産投資が解禁され、海外資本の流入によりベトナムの不動産市場は急成長を遂げました。
特にホーチミンやハノイといった主要都市部では、価格が年々上昇しました。
海外投資家からも魅力的な投資先として人気があったベトナムですが、バブル崩壊に繋がる不動産価格の低下にはどんな理由があったのでしょうか?
ベトナム不動産価格が下落した主な原因
新型コロナウイルスの影響
2020年初頭、新型コロナウイルスの感染拡大により、ベトナムに限らずですが、国内の住宅購入意欲が低下。
経済の停滞も相まって不動産市場の成長にブレーキがかかりました。
2022年の不動産業界の不正事件
2022年には、業界を揺るがす大規模な不正事件が発覚しました。
FCLグループの株価操作:創業者が違法な株価操作と情報隠蔽を行い逮捕。
「不動産女王」の違法融資スキャンダル:VTPグループ元会長が不正融資を行い、最終的には死刑判決を受けました。
これらの事件により市場の信用は大きく失われ、不動産価格が急落しました。
景気低迷と不動産業者の廃業
ベトナム経済の低迷に伴い、不動産業者の資金繰りが悪化。
また、政府の規制強化も影響し、多くの業者が廃業しました。
その結果、不動産価格は下落を続けました。
2024年のベトナム不動産市場の回復傾向
2024年以降は、政府の支援策が功を奏し、不動産市場に回復の兆しが見えています。
具体的には下記のような支援策が行われておりました。
銀行融資の緩和:住宅ローンの金利引き下げ
業者支援策の実施:社債償還や借入利息の猶予
「土地改正法」の可決:不動産市場の健全化が期待される
2025年は前年に続いてさらなる市場の活性化が予測されています。
ベトナム不動産投資のメリット
周辺国と比較して不動産価格が安価
東京を100とすると、ホーチミンの価格指数は26と約1/4で購入ができる不動産の運用コストが低い
固定資産税なし、不動産収益税5%と低水準。利回りが3〜5%と高水準
他のアジア諸国と比較しても優位性あり。GDP成長率が好調
経済成長に伴い不動産価格も上昇傾向。災害リスクが少ない
日本と違い地震や台風の影響が少なく、不動産価値が安定。
ベトナム不動産投資のリスク
外国人の不動産購入制限が厳しい
土地の所有権は国家に帰属。個人で保有できない建物の耐久性に不安がある
技術的に先進国に比べると劣っており、新興国ならではの品質問題といえる海外送金の手続きが複雑
収益の送金には慎重な対応が必要。関税や手数料など考慮する点は多い
ベトナム不動産のおすすめエリア
ホーチミン:最大の商業都市で不動産需要が高い。
ハノイ:政府機関や大使館が集中。
ダナン:リゾート地として人気。
まとめ
ベトナム不動産市場は、一時的な暴落を経て2024年には回復傾向にあります。
政府の支援策や経済成長を背景に、今後の投資対象として注目すべき市場です。
投資を検討する際は、業者選びや法規制の確認を怠らないようにしましょう。
アジサイ不動産ではベトナムに現地滞在員を置いており、現地の不動産会社と連携をしてあなたの不動産投資を成功に導きます!
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