防災の資格と仕事:3.結局、防災士って就職に役立つの?
前回までの話。
防災士という資格が防災分野では一番知られている資格らしい。
あじさいのように、地方自治体や大学などの講座で受講すればある程度安く受講することが出来そう。
で、
「本当のところ、防災士って自然災害・防災系の就職に役立つの?」
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あじさいです。3連休。noteが更新できる、ネタが考えられるという時間が改めて貴重だと感じました。テレビを見て、読書して、昼寝して、お酒を飲んで、ゆるりとしたstayhomeをしています。
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さて、ここ2日間お伝えしていた防災の資格、防災士について。
結局、自然災害・防災系の就職に役立つの?という話に今日は回答したいと思います。
回答はあじさいの経験や個人的な考えに基づきますので、もちろん、さまざまな意見はあると思います。「参考」としてご覧くださいね。
前回の記事はこちらからご覧いただけます。↓
結局、防災士の資格は転職に有効?
防災士だけでは役に立たないと思います!
散々引っ張ってこれかい!と思いますよね、申し訳ございません。
正直、防災士だけ持っていても役に立ちません。
面接で、「ふ~ん。」で終わりです。あじさいの本業でも名刺に防災士は書いていません。
防災・自然災害系の仕事に就くにははどの資格が有効なの?
専門の資格+防災士がいちばんおすすめ
転職・就職は、資格一辺倒よりもその人が何を学んできたのか?、どんな専門を持っているのか?、どんな実務経験があるのか?の方が重要であると思っています。
防災士は、あくまで防災に興味あります、最低限知っていますよ程度のアピールだと思います(残念ながら飾りです)。
例えば……
・建築士1級+防災士
・技術士+防災士
・気象予報士+防災士
などですね。
例えば、学生さんで防災に興味がある方は防災士を取ってみてもいいかもしれません。というのも、防災と一言でいってもとっても幅が広いことが分かるからです。この中で、自分はどの分野に進もうか?どの部分の仕事を探そうか?という入口になると思います。
えっ、じゃあ防災士の○○ってどうして書くの?
楽天の防災グッズで「防災士監修!」とかよく書いてありますが、資格の内容を知っているものからすると、「そこはアピールできるの?」とよく突っ込みを入れてしまいます。
それでも「防災士の○○」と自己紹介を書く理由ですが、
単純に防災に関して知られている資格が防災士だけだから
だと思っています。
「防災士のあじさいです」って書くと、
「あっ!この人防災やっている人なんだなぁ」って思ってもらえますよね。
分かりやすいから、印象をはっきりさせる効果ですよね。
「FPで防災士の○○」と書けば、この人はお金について詳しくて、防災分野に強いんだなぁみたいな感じですね、きっと。
あじさいが思う防災士を取得してよかったこと
今回の記事、防災士に関するネガティブキャンペーン?と思われかねないと自覚していますが、あじさい個人としてはこの資格を取得して非常によかったと思います。
どこがよかったって?
教本の内容が非常に充実しているところ!
防災に関する項目が網羅的に見られるんですよね。
2016年当時は31項目掲載されていて、1項目について10ページくらいで簡潔にまとまってました。
資格を受講しているときは、なんて分量多いんだ、テキストが重いとか思っていましたが、今になって「実は防災って幅広い!」って理解できるようになりました。最近では、noteのネタ探しで読んでいます。
各項目では、法律や図表関係が簡潔にまとまっていたり、例えば、建築基準法の変遷の歴史がまとめられていたりと充実しています。
これだけのボリュームを平易な内容で1冊にまとめるのはなかなか大変であったと思います。
実務面で難しい内容だなぁと思ったら今も防災士教本を読んでいます。
テキストの例左側のページの表が簡単に建築基準法の変遷と、そのきっかけとなった地震がまとめられています。
防災士テキストの入手方法ですが、防災士の講習を受講するとき、もしくは防災士になった後、直接、防災士機構から購入するのどちらかしかありません。本屋では売っていないのでご注意を!
余談ですが、もう1冊のおすすめは地学図録!高校の地学の資料集ですね。オールカラーで1,000円、しかも分かりやすい!台風とか、地質とかを図や写真でざっくり理解したい(イメージが欲しい)なら、おすすめです。
3回にわたってお伝えした防災士の記事も今回が最後です。
最後までご覧いただきありがとうございました!
あじさい
追記:後日談、追加しました!
2024年4月23日