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スポーツマンのカラダを作るごはん術!味の素社員のご飯ルール#19

おいしいものを食べるのはすごく幸せなことなのに、その支度となると話は別。献立にはじまり、食材の準備、調理から後片付けまで、「今夜は何を作ろうか…」と考えるだけで疲れてしまうことも。

楽しいはずの食事が、悩みの種になってしまうのは、ちょっともったいない気がしますよね。でも実際のところ、みなさんはどうやって日々の営みをこなしているのでしょうか?

そこで、「AJINOMOTO PARK」編集長が自ら、社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな味の素社員の食生活や、ごはんに関する工夫などをシリーズで取り上げます。

今回ご紹介するのは、味の素社の商品開発担当と、ある意外なことを両立している青貫さんのご飯ルールです。

監督の朝は早い!毎日の朝食がカラダ作りの基本


普段は、社内で取材・撮影を行っている「味の素社員のご飯ルール」ですが、今回訪れたのはなんと、広大なラグビー場!

青貫さんは、新卒で味の素社に入社し、「Cook Do® きょうの大皿®」や「スチーミー®」といった人気商品の開発担当として活躍する傍ら、週末は母校・慶應義塾大学のラグビー部のコーチをしていました。そして、2023年1月に同ラグビー部の監督に就任することを発表。3月末には16年間務めた味の素社を退職し、監督業に本腰を入れていくことになりました。

退職するまでは、ラグビー部監督と味の素社社員の二足のわらじを履く青貫さん。この日は、編集部一同、青貫さんが監督を務める慶應大学ラグビー部の練習場にお邪魔させていただきました。

「最近は、朝から夕方まではラグビー部の監督、夕方から夜までは味の素社の社員として活動しているんですよ」と話す青貫さん。そんな忙しい毎日を支えるご飯ルールを伺ったところ、「とにかく朝ごはんが大事」と教えてくれました。

青貫さんが起きるのは、なんと朝の4時台! 4時50分にはご飯を食べ終えて、5時には家を出るのだとか。

「我が家の定番の朝ごはんは、具だくさんのおみそ汁とご飯とサラダ。特に野菜は意識的にたくさん食べるようにしていますね。また、どんなに時間がないときでも、朝ごはんだけは必ず食べるようにしています」

青貫さんの朝ごはん

実は青貫さん、昔はそこまで野菜が好きではなかったのだと打ち明けてくれました。しかし、学生時代にラグビーを始めたことでバランスよく栄養をとることの大事さに気づき、野菜を食べるようになったのだそう。今では「歯磨きをしないとそわそわするのと同じように、バランス良く食事をしないとすっきりしない」と思うほど、習慣化されていると言います。

栄養バランスも大事。同じくらい、食事を楽しむことも大事

学生時代はラガーマンとして活躍し、現在も監督として選手たちと一緒に広大なグラウンドを駆け回っている青貫さん。先ほどの「朝ごはんは栄養バランスを意識している」というお話からも、かなりストイックな食生活をしているのでは?

青貫さんに、スポーツマンにとっての食事とは何か伺ったところ、「食事はトレーニングのひとつ」という答えが返ってきました。

「アスリートが筋トレをするとき、『これは嫌いだからやらない』と好き嫌いでメニューを選ぶ人はいませんよね。食事もそれと一緒です。カラダづくりをがんばりたいのなら、どんな食材も好き嫌いなく食べたほうがいいと思っています。

ただ、それだけだと食事の時間がつらくなってしまう可能性があるのも事実で……。だから、できたての料理を食べるとか、苦手なおかずだけでなく好きなおかずもたくさん用意するとか、食事を楽しめる工夫もできるといいですよね」

カラダ作りと食の楽しさを両立させるには、バランスの良い食事とメリハリが必要。とはいえ、一人暮らしの学生や社会人だとバランスの良い食事を用意したり、おかずを何品も用意したりするのは難しいですよね。そんな疑問を投げかけたところ、青貫さん流の「おかずを何品も用意する方法」を教えてくれました。

「学生時代にやっていたことですが、いろんな種類の缶詰やふりかけをストックしておくだけでも、食事にバリエーションが出ますよ。あとオススメなのは、具だくさんのおみそ汁やスープを用意すること! 自分で作るのが難しい人は、インスタントでも構いません。僕自身、忙しくて外食も難しいときは、『具たっぷり味噌汁』や『クノール® カップスープ』に頼っています。味の種類が豊富なので、毎日食べても飽きない!いつでも食べられるように、職場の引き出しにも大量にストックしてあるくらいお気に入りなんです(笑)」

味の素製品がたくさん収納されている青貫さんの引き出し

朝と夜は栄養重視。その分、昼は好きなものを好きなだけ食べる!


ちなみに青貫家では、「ほんだし®」をつかったきんぴらと、「クノール® カップスープ コーンクリーム」をつかったグラタンが定番メニューなのだそう。また、自身が担当者として開発した、「スチーミー®」で作った肉料理もよく食卓に並ぶのだとか。

基本的には手料理で栄養をとっている様子の青貫さん。やはりスポーツマンたるもの、外食やお弁当に頼ることは少ないのでしょうか……?

「昼食は好き勝手やっていますよ(笑)。二郎系ラーメンが大好きなので、たまに行くことも。あとは、練習場の近くに馴染みのお弁当屋さんがあって、そこで売っている『慶応ラガー弁当』もよく食べています。ご飯もお肉も山盛りなので、僕のようなたくさん食べたい人も大満足です!」

ラグビー部御用達の「慶応ラグビー弁当」

朝と夜は栄養バランスを重視している分、昼はとにかく好きなものを食べているのだそう。そのメリハリが、長年食の楽しさとカラダ作りを両立し続けられる秘訣なのかもしれませんね。

味の素社で学んだことを、監督業でも活かしていく

実は、学生時代から味の素製品を使っていたという青貫さん。「アミノバイタル®」を3本飲むのが、試合前のルーティンだったそうです。

「当時は『アミノバイタル®』が手元にないと、試合中全力を出せないんじゃないかと不安でしたね。僕にとってのお守りのようなものでした」

大学生の頃はキャプテンも務めていたことから、スカウトも受けていたと言います。しかし、数々のスカウトを蹴って、味の素社に入社を決めました。そこにはどんな理由があったのでしょうか。

「僕、ラグビーがすごく好き、というよりも、“ラグビー部”が好きだったんです。ラグビーは、チームを勝たせるために自分を犠牲にするシーンも多いスポーツです。そのためか、普段から相手を思いやって行動できる人がすごく多い。そんな人たちが集まった、部活という環境が好きだったんですよね。そのため、就職先を決めるときも、ラグビーというスポーツを極める社会人チームに行く選択肢はありませんでした」

そうして入社した味の素社では、より「相手を思いやる・尊重する」大切さを学べた、と話します。

「味の素社には、年次や役職関係なく、一人ひとりの意見を尊重してくれる人がとても多い。『どうしたら目の前の人の成長につながるか』を本気で考えてくれる人たちばかりなんです。

それに影響を受けて、僕も年次や役職じゃなく、1人の人間として目の前の相手と接したいと強く思うようになりました。そしてときを経て、大好きな『ラグビー部』の監督のオファーをいただいて。大人になった今でも、あの環境に戻れるんだとワクワクしましたね」

「現在は監督として僕より20歳以上も年下の学生たちと話す機会が多いのですが、味の素社で身につけたマインドを活かせているんじゃないかと思います。きちんと対話をすると、思いもよらぬアイデアが湧いたり、自発的な行動が増えたりするんですよ!」

学生たちの話をするとき、自然と笑みがあふれる青貫さん。本当はみんなで食事をしながらゆっくり話をしたいけど、「現在はコロナ禍でそういった集まりは自粛中なんです」と少し寂しそうな様子。

青貫さんが学生のときは、練習後にみんなで集まって、野菜たっぷりのお鍋やカレーを楽しんでいたそう。もう少ししたら、またみんなで食事を楽しめる日が来るかもしれませんね。そのときは、味の素製品が大活躍しそうです!

慶應ラグビー部のみなさんと

スポーツの現場にいながらも、食事を楽しむ気持ちを忘れない青貫さん。食の楽しさとカラダ作りを両立させる秘訣が詰まったインタビューでした。

スポーツを頑張るみなさんの参考になると幸いです。