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山を飛び 谷を超え 僕らの町にやってきた

一体どのくらいの世代の人なら、このフレーズを聞いただけで

「お、忍者ハットリくんだな」

と連想するのだろう。ここ最近、再放送された覚えはないし、リメイクされたりもしていない(知らないだけかも)から、私のような30代半ばの人がギリギリ知っているだけで、それより若い子は知らないではないだろうか。

みんな知らないなら問題ない。

ただ、この歌を現在進行形で大声で歌っているのは、うちの元気な3歳児だ。

もちろん地上波でやっているわけはない。
だが、最近は簡単に手が届くようになってしまったのだ。

そう、アマゾンプライムならね。

って、このフレーズなんのフレーズでしたっけ?

うちの子が手裏剣を好きになったのは、つい先月かそこらではなかっただろうか。手裏剣をつくれーつくれーと四六時中せがまれ、部屋中折り紙の手裏剣だらけ。色彩感覚はないに等しいから、どれもドキツイ色合いで、踏んだら呪われそうな手裏剣ばかり。

そしていつのころからか、自在にプライムビデオを使いこなすうちの子が、ハットリ君にたどり着くまでに、ゆうにひと月もかからなかったということになる。大変優秀な探究心だが、そんなところは優秀でなくともよろしい。

結果として、彼は今日も大声で歌うのだ。

「やーまおとーーーびーーーたにをこえーーー♪」

と。耳壊れるわ。

いや、いいんだよ。どんなものを好きでも。そこに貴賤はない。

でも、幼稚園で「今忍者ハットリ君が熱い!!」とか言ってたとしても、聞いてる全員ぽかーんとなること請け負いなわけで。いや先生は反応してくれるかもしれないけれどさ。

いいよいいんだけど、普通にシンカリオンとか仮面ライダージオウとかでいいじゃない………なぜに今更ハットリ君。。いやうん別に問題はないよ、今更グッツとかはないだろうけど、いくら君が時代に取り残されても、自由に育ってくれればそれで十分だよ(笑


ちなみに、彼は幼稚園の七夕短冊に『仮面ライダージオウになりたい』と書いてきたけれど、私は知っている。

君はジオウを一度も見たことがない(笑
誰が書かせたのか知らないけれど酷い話だ(笑 


今日はそんな、山も谷も世代も時間をも超えて、僕らの町までやってきたハットリ君の話でした。


#エッセイ #コラム #ハットリ君 #アマゾンプライム #子供 #子育て

「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)