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Photo by
kakukakubooks
『フェス』で文脈メシ【#文脈メシ妄想選手権】
盛り上がっていた「文脈メシ」。
私もやってみたい!と横目に見ていたところに降ってわいた「#文脈メシ妄想選手権」。こんな楽しそうなお祭りに参加しないわけがないじゃないですか。
期間までに思いつくだけ書いてみようかな、と思います。
というわけで一つ目。
フェスで日が落ち、気温も落ちて、日中から暴れた体力は限界。テントは持参しておらず、シャトルバスもなくなった深夜。80kidzが爆音で鳴り響く中、雨も降ってきて正直死ぬかも……って思ったときに、すがるように飲んだあの日本酒。(※ 実話)
ちょっと長いな(笑
これは実話でして、いつのフジだったか。
若かったといいますか、「日帰り気分で、到着してから翌朝まで動いていればテントとかいらないじゃん」という発想で苗場にのりこんだわけです。
持参していたのは、ちゃちで小さな椅子一つ。雨具も上だけ。なんとなく雨を防げるという触れこみの薄いシャカシャカだけ。
食べ物が食べられるうちはまだ良かったんですよね。
それで暖をとれるし、エネルギーももらえます。
でも胃袋には限界もあって、ずーっと食べているわけにもいかないし、食べること自体のエネルギーが枯渇してくるんです。しばらくすると「もう何も食べたくない」という状態になってきます。その辺で、雨も降ってくるし本当にこれ死ぬかもしれない……って思いましたね、マジで。
頼れるとすればアルコールだろう、と藁にもすがる思いでしたが、体も冷えるし、もうアルコールが入らなくてね……結局、ほぼ飲めませんでした。
屋根のあるところが2箇所くらいあるんですけど、夜中でも爆音でライブをやっているし、かなり後ろの方でも人が沢山いて落ち着きません。
人込みをかき分けて、ちっちゃな椅子を置けるだけのスペースを確保して、寒さに震えながら寝るにも寝れず夜明けを待ったあの時間。ほとんど入らなかったあの日本酒の味。
死ぬまで忘れないだろうな、って思います。
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こちらの企画に参加しております。
「妄想」でも書きたいと思っております。
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