嘘を嘘と見抜ける人
ツイッター怖いと思った話。
かなり話題になりましたね。このツイート。実際に3万人以上の人がイイネをしている模様。
コメ欄を見ればネタ晴らしがしてあります。大学も、店舗も架空のもので存在しないと。まあコメント欄に「そこの学生ですが~」と名乗る人なども出てきていたりもしています。
昨今から、飲食店のキャンセル問題は取りざたされていましたし、興味深い話題として、拡散されたのでしょう。
果たしてでも、この上のツイートだけを見て、「嘘の話だ!」と断じることができた人がどれくらいいるのでしょうか?僕もたまたまコメントを見たおかげで、すぐに嘘だと気が付きましたが、もし見ていなければ、嘘だとは全く思わなかったでしょう。
かの有名なひろゆきさんの名言に、「嘘を嘘だと見抜くことが出来ないと難しい」というものがあります。昔の、インターネット。匿名掲示板のような場所には、確かにある種の暗黙のルールが存在したように思います。「10年ROMってろ」や「ggrks」なども、そういう暗黙のルールの表れた単語でしょう。
でも、じゃあそれをツイッターに求めるのはどうなのか。
今は17歳以上の人は電話番号があればどんな人でもツイッターを使うことができます。過去、インターネットという荒波の中の、カオスの拠点的扱いであった、明らかに表通りからは一歩進んだ掲示板と一緒の扱いでよい訳がありません。
古き良き釣りだ、といって懐かしむ気持ちはわかります。やっていることは同じですし、確かに誰かが損をしたわけでもなければ、傷ついているわけでもありません。ただ、一部の掲示板と違って、ツイッターでは拡散力も拡散される側の受領力にも大きな違いがあり、軽率にこのような「釣り」行為が行われると、大きな問題につながるでしょう。
現に、既にDV加害者がSNSで善人を装って、DV被害者を探す、といった事件もありました。
ネットリテラシーの向上、と声高に言えば良いだけの問題でもないでしょうし、一律に規制が掛けれるほど簡単な問題でもないでしょう。それでもこういうことは単に懐かしんで楽しんだりしていれば良いだけの問題ではないと思わずにはいられません。