私は「イカだけを描く」
今日のお題はこちら。
イカの興味を持ったのが18歳で、そこから10年以上イカばかり描いて描いて描いて・・(イカ略 今に至るようですね。
これは僕の考えですが、何かを「好きだ」と言う行為は、「その物事を好きな自分」を売り出す行為だと思います。
受け取られるイメージは受け手によって様々でしょうが、「ファッションが好き」と言っている人は、おしゃれに見られたい。ロックが好き、という人は「強い」イメージを売りたい。売りたいイメージがあって「好き」という発言をするのです。
こんなこと言うと、「私は単に好きだから好きだと言っているだけだ!」という反論もあると思います。もちろん好きだから好き、というのは間違っていません。でも、みなさんこういうことありませんか?
好きだったアーティストが売れたらあまり好きじゃなくなった。とか。好きな本があったけど、あまり好きじゃない友人が好きと言っているのを聞いたら醒めてしまった。
これって、「好き」が自分の中だけで完結していないってことなんです。さっきの例の前者なら「まだ駆け出しのアーティストを好きな自分」が好きだったんですよ。だから周りに公言するんです。もちろん売れて曲調が変わったとかそういう場合もありますが。
「好き」は意外と自分の中だけで完結していない、という意識は、他の人を観察するときとか、自分を整理するときに役に立つと思います。
結局、お題の「イカが好き、イカしか描かない」画家さんは果たしてどんなイメージを売りたかったのか(笑 それは正直つかみがたいところではありますが、突飛な人に対する憧れは相当にあったのではないか、とは思いますね(笑 なんて普通な感想(笑
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