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夫婦の趣味は違う方が良い。

「良い」と断定したけれど、それは嘘だ。

趣味が違う方が『良い部分もある』
そんな思いをぶちまけようと思って筆をとっている。

私の家庭の話をすると、もともと「音楽」という趣味が同じで繋がり、フェスで最初に会って、紆余曲折の上、結婚。という流れであり、要するに趣味は同じだ。
今でこそ薄っぺらいものだけれど、お互い根っこはオタク。漫画なども好きで、オタク文化全般に理解がある点も似ていた。

「趣味とかが同じでないと、夫婦の会話がない」

なんて話も耳に入ってきていた。自分たちは同じ趣味で語らうことができて幸せだ、と素直に思っていた。

しかし、子供ができるとこの状況は変わってくる。

そう、どちらかが子供の面倒を見なくてはいけない。

仮に、行きたいライブがあったとき。
私が行きたいライブは、妻も行きたいライブなのだ。

空間が広く、子供を遊ばせておけるフェスなどで、天候が悪くなければ、子供もつれて全員でいくという選択肢もある。実際にうちの子たちは、「中津川ソーラー武道館」というフェスには、生まれてからこっち皆勤賞だ。

しかし小さい箱で行われるライブ等は、どう頑張ってもまだまだ無理だ。大音量に耳も心配だし、暗く、人の多い空間で、長時間じっとしていることなどできるはずがない。

子供自身が成長し、その趣味に自ら興味を持ってくれれば、話は違ってくるだろう。しかし運良くそうなってたとしても、そこまで至るにはまだ数年はかかるだろう。

『全員で行くわけにもいかないけれど、一人で行くのは気が引ける。今回は見送ろう』

そんなあきらめの日々だ。

違う趣味だったら、今日は私が面倒みるから、この日はあなたがよろしくね……という役割分担ができるのに、と思わない日はない。

同じものを好きだからこそ、こんな問題に直面するのだなぁと考えると、「同じ趣味じゃない方が良い部分もあるな」という結論になってしまった。単なる「隣の芝」であり、「勝手なわがまま」である認識はあるけれど。

単純に子供に手がかからなくなれば、状況は変わってくるのだろう。しかし現状では、「同じ趣味」という足かせは重いなぁ、と思っている私なのでした。

あ、異論は沢山あると思うので、もしよかったらnoteで書いてくださいね(笑



#エッセイ #コラム #音楽 #趣味 #同じ趣味 #夫婦

「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)