ドラマ『南くんが恋人!?』が『南くんの恋人』である必要はあったのか?【#マンガの話がしたい】
先日、新作ドラマ『南くんが恋人!?』の製作が発表されました。
タイトルは違うものの、内田春菊先生の代表作『南くんの恋人』のリメイクとうたっています。
大きく違うのは、元の『南くんの恋人』では小さくなるのは女の子ですが、今作においては小さくなるのは男の子のほうであること。そんな違いも意識されてこの本家をもじったようなタイトルになったようですね。
ところでみなさん思いませんでした?
という疑問です。
というか、わたし自身がそう思ったからこそ、ここでこれを書いているわけです。
そんなわけでわたしは自分の胸に聞いてみたわけです。
というのと
というふたつ。
正直、明らかに後者のほうがフックが多いなと。
実際のところ1990年からはじまって2015年まで、すでに4回も実写ドラマ化されているんですよね。しかも深田恭子やニノなどかなり立派な俳優陣。直近も2015年ですから、比較的最近です。ドラマを見ていた人はもとより、見ていなくてもその存在を知っている人はかなり広い範囲でしょう。
そういう人に多少なりともひっかかるという意味では明らかに『南くんの恋人』であったほうが強いわけです。
もちろん、「『南くんの恋人』をまたやろう!」というのが発端なのか、「男の子が小さくなっちゃうラブコメとかどう?それって『南くんの恋人』じゃない?逆だけど」という形ではじまったのかは計り知れないところではありますが、ひっかかる人はいるだろうし、使えるネームバリューは使っておけ!となったのは容易に想像がつきました。
しかも、ちまたでは原作からの改変が大きな問題となっておりますが、『南くんの恋人』に関しては、たぶん内容が多少変わっても文句言われないんですよね。
なんでかって、すでに過去のドラマにおいて、原作の衝撃的な最後を改変してしまったという前例があるからです。
まあ原作の連載ガロなんで、ガロって思うとそんなもんか……という気もしますが、そんな結末地上波ではムリでしょ……変えちゃいましょう。というのをすでに一度通りこしてるんですよね。内田春菊先生がそれに異を唱えたという話も聞きませんし、あの大きな改変をすくなくとも黙認はしている。
となれば細かいところも文句を言われる可能性は限りなくすくない。とそういう世間に対する安パイ的なところもあったのかもしれません。
そんなわけで、ぜひ『南くんの恋人』あらため、『南くんが恋人!?』には頑張って欲しいものです。わたしも少なくとも1話は見ます。
「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)