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何度でもやり直す!幾度となく心を撃ち抜かれるリトライ上等のマンガたち10選【#マンガの話がしたい】

理屈やきっかけはいろいろでしょうけれど、とにかく「過去に戻る」。そして、目的を達成するために何度となく主人公が時間を「やりなおす」。そんな作品が最近たくさん見かけるなぁと思っていたんですよ。

それで、少し古いものも含めてひょいひょい拾ってみたら、それなりの数になってしまったので、わたしが好きな作品ばかりで10作品選んでみました。

タイムリープと呼ぶべきか、タイムループと呼ぶべきか。そのあたりは作品にもよってくるかと思います。とにかく何度もやりなおして、立ち向かって挫折してまた立ちあがって……って感じが続くので、気持ちを持っていかれちゃう良作多いですよね。


では順番にいってみましょう。

『サマータイムレンダ』全13巻

全13巻で完結しております。アニメにもなっていて、大きな話題になりましたね。幼なじみの訃報をもらい、故郷の島に帰った主人公。事故でなくなったと聞いていたが、話をきくとなにやらキナ臭くて……というところからはじまるSFサスペンスです。

面白いですとっても。
わたし、面白くなければ途中で読むのやめちゃう人なので、長くなればなるほどそのふるいを勝手に自分でかけてしまうんです。でも『サマータイムレンダ』に関しては、ほんと久々に「読む手が止まらない」という状態になって最後まで読んだ作品でした。

アニメは全部は見ていないのですが、なかなか出来もいいっていう話を聞いているので、そちらから入ってみるのもいいですし、先生はもう次作『ゴーストフィクサーズ』を描かれてますので、こちらから入るのもいいと思います。こっちはまだ既刊3巻ですので、追いつきやすいです。


『東京卍リベンジャーズ』全31巻

いわずと知れた「東リベ」こと『東京リベンジャーズ』。
ヤンキーしてて、やんちゃだった過去にさかのぼって恋人を救うために奮闘します。大人気です。

完結しているとはいえ、既刊は31巻で結構冊数があります。
ただ、この前も地上波でやってましたけど映画もかなり出来がいいので、映画から入るのもアリかと。映画ならとりあえず3本かな。どうせイケメンばっかり集めてるぺらぺらの映画なんやろ……と思っていた時期がわたしにもありましたが、見てみたら北村くんをはじめ役者の皆様はいい演技をしているし、迫力もあるし、テンポもいい。とってもいい作品でしたので、そちらもぜひ。


代紋<エンブレム>TAKE2

そして『東京リベンジャーズ』が出たときに、「エンブレム(『代紋<エンブレム>TAKE2』)みたいな話ね……」っていうのを何回か見かけたような気がします。

なにせ若かりし、やんちゃなころに戻ってヤンキー(まあエンブレムではヤンキーというかヤクザですが)をやりなおす、という設定は確かに近いものがあります(とはいえエンブレムは何度もやりなおすような話ではありませんが)。タイトルに「TAKE2」とあるのは二回目を頑張るからで、べつに2期とか続編とか、そういうことではありません。


『僕だけがいない街』

そしてこちらもアニメ化も実写化も果たしている人気作。
今作は、唐突にもどされちゃう感じで、少年時代に戻って悪いことを防ぐために奮闘するサスペンスですね。

ループによってもサスペンス風味をどのくらい入れてくるかって作品によって違うの面白いですよね。
『僕だけがいない街』は結構サスペンスな感じですけど、『サマータイムレンダ』や『東京リベンジャーズ』はサスペンス風ではありながらも、アクションとか、活劇によっている感じがあります。エンブレムは置いておきます(笑

そして、次に紹介するのとかもまた違う空気です。


『大人になれない僕らは』既刊2巻

既刊2巻ですけど、たしか連載はもう最終話を迎えているはずです。
これ、わたし好きだったんですけどね。困ったことがひとつあって、設定が非常に似ている作品が4つ下に出てくるんですよね。しかもそっちが先に結構話題になってしまったという。

こちらは7月7日だけを、何度となくくり返す男の子と女の子の話。
女の子がもうずいぶん前からループをくり返していて、ここにきて仲間ができて、細かいことはどうでもいいから楽しむだけ楽しみたいっていう刹那的な感じと、そこからほのかに伝わるダウナーさみたいなのがいいんですよ。

これはぜんぜんサスペンスではなく、ラブコメといって過言ではないでしょう。


『All You Need Is Kill』全2巻

元は小説で、それを小畑健先生がマンガに。トム・クルーズで映画にもなってますね。映画もなかなか出来のいい作品でした。

軍人が彼女を救うために、何度も死に戻りするお話。こちらはかなりストイックで、どこをどう突き詰めたら、生き残れるか、そして彼女を救えるかという脳筋なマッチョさと1,2巻で終わるスピード感が素敵です。もちろん先生の絵もすばらしい。


『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』全16巻

16巻で完結済みですね。
こちらはループ歴史ものっていう。もうタイトルがすべてを表しているといっても過言ではない気がします。主人公は誰もが知る著名な武将、織田信長。
どこでどんな行動をとっても最後には本能寺が燃えて死んでしまう。そしてまたやり直しが始まる。それを避けるためには織田信長自身に、織田信長らしくない行動をとってもらわないといけないという作りが、歴史ものをループする意義とつながっていて楽しい作品です。


『廻天のアルバス』既刊2巻

絶賛連載中です。
勇者は魔王を倒すために奮闘しているものの、なにやらやたらと効率を重視しているというか、攻略ルートを熟知しているかのよう。
それもそのはず、勇者は死に戻りをくり返すことで、何度となく魔王討伐をこなしていたのです。そしてあろうことか、すでに何度も魔王を倒したにもかかわらず、また1から冒険をはじめているのでした。そこには、魔王討伐以上のある理由があって……

キャラもいいし話のテンポも良く、1巻のツカミとしてはかなりのものではないでしょうか。今後に期待の一作です。


『8月31日のロングサマー』既刊7巻

そしてこちらは8月31日をふたりでくり返すループラブコメです。
さっき似たような設定があるといったのはこちらですね。でもわたしはどちらも好きだよ。
毎回、ふたりの縦長の全身カットからはじまったり、同じようなコマがタテに連なるなどの作りもおしゃれ。一応、ちゃんとループから抜け出そうとはしているのが健気です。ループしていなかったら出会わなかっただろうふたりによるドギマギの掛けあいが魅力です。


『新しいきみへ』全6巻

そして最後に紹介するのがこちらの『新しいきみへ』。
わたし、1巻読んでずいぶん長いこと放置しておりまして。でも、結構みんな褒めてるし、セールの機会に全部買いまして。――で、そこからまたしばらく積んで(笑 先日になってやっと読んで、自分を恥じたのでした。
とっても面白かったです。一個目に『サマータイムレンダ』をあげましたが、それに匹敵するレベルの満足感がありました。

1巻は、女子高生にたぶらかされる先生の話みたいな雰囲気があって、そこでまあここまででいいかなって思ってたところあったのですが、読み進めていくとパンデミックタイムリープもの。6巻できれいに完結しているのは非常にポイント高いです。ぜひとも読んで欲しい作品です。



というわけでの10作品でした。
皆さんが好きなタイムリープものはありましたでしょうか。タイムリープものって、ほんと何度も何度も壁にぶちあたるし、それを突破しなければならない欲が否応なしに高まるので、突破できたときのカタルシスってのが他では得難いものがありますよね。
あ、最後まで描いてて思ったのは『運命の巻戻士』とかもしれればよかったなと。コロコロらしさはあるものの、あれもいい作品です。

気になった作品があったら、読んでみてください。


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たけのこ
「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)