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2023年紅葉まみれキャンプ旅 3泊目 男鹿半島 ホテルきららか野営場

山の中のクネクネ道を走らされ由利本荘市の先でR7に合流した。道の駅岩城 アキタウミヨコでトイレ休憩。岩城温泉港の湯という入浴施設が隣接してたのでついでにひとっ風呂浴びる。地元民に優しい施設で入浴料金は由利本荘市民<秋田県民<県外者の三段構え、いちばん高額の650円支払ってさっぱりした。ここにはオートキャンプ場も併設されていたのでちらっと料金表を覗いたら1泊4400円、当然スルー。

ネットも通じるので宿探し。秋田市を抜けて左に曲がれば男鹿半島、まっすぐ北上すれば能代。候補とすれば、旧八郎潟に南の池公園キャンプ場(無料)、少し東の山間部に羽根川森林公園キャンプ場(150円)と石倉山キャンプ場(無料)の3ヶ所。
公園内のキャンプ場にはいいイメージがないので南の池は脱落、羽根川と石倉山も山のキャンプ場かと思うとイマイチ気が乗らない。
海沿いのR7を走るんだからどうせだったら日本海の夕陽が見たい。男鹿半島にも行ったこと無いしというわけでキャンプ地も決まらないまま左に折れて男鹿半島に向かった。

なまはげの国に入国

スーパーで食料品を仕入れ男鹿市街地を抜ける。ずっと海を左手に見ながら男鹿半島を時計回るに走る。時刻も昼を回り本気でキャンプ地を決めないとヤバい時間になってきた。超遠浅の静かな海が広がる公園(鵜ノ崎海岸公園)があったので海を見ながら本気で宿探し。
男鹿半島にはオートキャンプ場が2ヶ所とホテル併設のキャンプ場の3ヶ所だけ。
オートキャンプ場はどちらも4000円オーバーの想定外価格で対象外。ホテル併設キャンプ場は1100円の低価格、海の側の松林の中のようでロケーションは良さそうなんだけど、ホテル併設というのが気にかかる。でも今更半島を一周して北へ向かうのも面倒くさい。ホテルきららか野営場に電話を入れた。
当然要予約のキャンプ場なんだけど、平日に当日予約で断られた経験もないので「今日これからなんですけど...」でも予想通りのOKが貰えた。
走り出せば15分くらいの距離なんだけど、どうせだったら男鹿半島の観光もしたいし、2時間後に到着予定と嘘ついて、まずは最先端の入道岬に行ってみることにした。

左へ下るホテル入口が見えたので車を降りて上からキャンプ場を観察。海辺までは険しい崖を降りなきゃいけないみたいだけど、敷地面積はかなり広いく岬一つをキャンプ場化してるみたいで期待は持てそうだ

リゾートホテルきららか


男鹿水族館の横を通り山の中を走って着いた入道崎はだだっ広い芝の岬だった。風は強いけれどここにテントを張れればいいのに。でも観光客と土産物屋の目は気になるだろうなーなどと考えながら30分ほど散策していた。

男鹿半島の先っぽ 入道崎

ホテルのフロントでチェックインの手続き。ホテルの温泉も使えるがオプションの800円が必要、入浴時間も宿泊客と区別して18時~19時15分までとのことなので風呂は遠慮させてもらった。
「今夜はお一人きりですが、大丈夫ですか?」「もちろん。望むところだ。」

宿泊客とは別の駐車場に車を停めて、荷物はリヤカーで運ぶことになる。
リヤカーならだいぶいっぱい持っていってもいいなと思って満載したのは大失敗。場内は自然の起伏にあふれており、松の根っこが地面に露出してるとこもあったりして結構大変だった。設営前の荷物運びで大汗かいてしまった。帰りは荷物を少なく積んで2往復しようと決めた。

ここが今夜の寝床

サイトを決めたら設営。設営を済ませれば酒を呑みながら陽が暮れるのを待つだけ。ホテル棟からは遠く離れてるのでホテル併営の実感はまったくなく、松ぼっくりも大量に落ちてるのでいつもより炎が高く上がっていたかも知れない。
だだっ広い野原じゃないく起伏に飛んでるぶん、遮蔽も効いて相当数が入ったとしてもプライバシーは守られそうだ。と言ったところで今夜も完ソロなので、そんなことは関係なし。頭にヘッドライトを点けて深夜徘徊してる様は、人が見れば八つ墓村か丑三つ参りに見えたかも知れない。
崖に打ち寄せる波の音が心地よく睡眠導入剤になり、平和に就寝。20時には眠っていたかも。

期待通りの夕暮れ
この景色が付いて1100円なら安いかも
真っ暗闇の中に今夜もポツンと一軒家

そして朝。明るくなる前から動き出し、キャンプ場を隅から隅まで歩き回っていた。おかげで夜露でズボンの裾はぐしょ濡れになったけど、キャンプ場の朝は早起きして夜明けを待つくらいがちょうどいい。

朝焼けの海
朝には大型フェリーが通って行った
舞鶴⇔小樽のふぇりーかも?


流石に有料施設だけあってゴミもしっかり分別すれば捨て放題。車に積み置きしてた2日分のゴミも捨てられてすっきりした。

さーて、今日はどこに行きましょうかねー?
朝食を済ませテントも畳み、パッキングも終わってリヤカーに積み込むだけの状態で、椅子だけを残してサービスエリアjから持ってきた地図を広げてコーヒーを飲みながらあれこれ考える。この時間は案外楽しい時間なのだ。

後日談になるが、このホテルに電話した公園、鵜ノ崎海岸公園はキャンプをしてもいい公園だったのだ。
週末にはかなり混雑することもある公園らしく。超遠浅の静かな海は日本の渚100選にも選ばれ【秋田のウユニ塩湖】とも呼ばれる人気スポットだったのだ。
もしも誰か一人でもテントを建てていれば、看板に大きくキャンプ可とでも書いてあれば迷わずあそこにテントを建てたと思う。
平日の昼下がりではテントなどは一張もなく、散歩するヒマ老人と昼寝中の営業車しかいなかった。返す返すも残念だ。
でも実際には、ギャラリーが行き来する真っ昼間の公園にテントを建てるって、けっこう勇気が必要なんだよね。

鵜ノ崎海岸公園 秋田のウユニ塩湖らしい

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