誕生月別週間易予報と、コラム 「S字の風景、愛おしかったのに。」
12月9日(月)~12月15日(日)の誕生月別週間易予報です。
感覚的でシンプルな一言メッセージとなります。
ピンとくる部分だけ受け取ってください。
1月生…58.兌為沢
心を開いて少し肩の力を抜いてみると良い。
2月生…6.天水訟
1歩引くことが意外な勝利を呼ぶ鍵に。
3月生…60.水沢節
終わりが見えてきたら次の準備を少しずつ。
4月生…23.山地剥
根を守ることを大切に。派手な行動は控えて。
5月生…26.山天大畜
大きな計画は1人で抱え込まないこと。
6月生…8.水地比
関係を深めるにはまず自分を正すことが肝心。
7月生…9.風天小畜
今の積み重ねが未来をつくる。焦らず進めて。
8月生…51.震為雷
不安の中にこそ新しい道が隠れている。
9月生…10.天沢履
慎重さが吉を呼ぶ。先走らず足元を見て。
10月生…64.火水未済
少し荒削りでも始めることで道が開ける。
11月生…63.水火既済
完成形に固執しないで柔軟に調整を。
12月生…18.山風蠱
気づいたところから手をつけるだけで良い。
素敵な1週間となりますように…!
数年前、私の住む地域が猛烈な豪雨に襲われ、川の堤防が決壊しました。水が一気に住宅地を呑み込み、川の周辺の家々は屋根近くまで泥をかぶり、田畑もろとも押し流していきました。
その後、川沿いには、洪水対策として高い頑丈な堤防が造られました。
お気に入りの散歩コースだったおおらかな里山の風景に不似合いな、コンクリートで固められた白い堤防が出現し、今見てもなんとも複雑な気持ちが湧きます。
それまで見慣れていたゆるやかなS字カーブの川の形は、橋の上から眺めると山に向かっていく龍の姿のようでもありました。実際に、上流には龍神にまつわる祠もあります。
しかし、その川は、味気のない用水路のように、川の一部をまっすぐな形に変えられてしまいました。
自然のエネルギーを人間が強引に抑え込むほどに、今度はさらに大きな災害が起きるのではないかしら…と、嫌な予感がしてしまいます。
森羅万象のそれと同じく、人の心にも強いエネルギーが溜まる時があります。
特に「怒り」や「悲しみ」のようなネガティブな感情は、普段はぐっと押し込めて「平気な顔」を装いがちです。
でも、あるときその堤防が決壊し、感情が噴き出す瞬間が来てしまいます。
怒りは爆発し、悲しみは雪崩のように押し寄せて、自分も周りも呑み込んでしまう。
または、病気や事故などのアクシデントとして表面に出てくることもあるでしょう。
「23.山地剥」は、そんな現象を思い出させてくれる卦です。山が土台を失って崩れるように、心の中の負のエネルギーを溜め込みすぎると、あとかたもなく崩れ落ちる時が来る。そうなると、復興には時間がかかりますし、失うものも多くなります。
ガス抜きというのは、さまざまな場面で、普段から適度にしておいたほうが良いのでしょうね。
「こんなこと話しても困惑されるだろうな」と思うような、些細な、くだらないことでも、友人やパートナーに吐き出すと不思議と気持ちが軽くなることがあります。またはその逆もあるかも知れませんが、正負、どちらの感情も、適度に流すことで、自分を守る強固な壁を作らずに済みます。
溜め込まずに少しずつ放出することで、致命的な崩壊を防ぐ。
莫大な費用と時間をかけて頑丈な堤防を造っても、根本の解決にはなっていないことに気づくこと。
それが「山地剥」からの学びだと思っています。
川岸に立って、水位の上下に心動かされるこの気持ち。そのリズムに身をゆだねるような、そんな心のあり方を、私は目指しているのかもしれません。
※常時、加筆修正していきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それではごきげんよう。
皆さまの幸せを願って…
Aja☆彡