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復縁、したいですよね。

私はただの人間です。
易という強力な味方がありながら、流れに逆らい、人生の方向性を間違えることも、多々あります。

数年前、復縁願望のループにはまり、苦しんでいた時期がありました。
その恋愛がハッピーエンドにならないことは、始めからなんとなくわかっていたのに進んだ結果なので、自業自得ともいえます。

恋愛が始まった初期の頃から、相手について易を立てると、何度も繰り返し出てきたのが、「10.天沢履」でした。


YI-KING Tarot oriental de Paul Iki

色気があってモテるし、いい男なのはわかる。だけど実は薄情で残酷、だからこそ惹きつけられる…近づいたら雑に食われて捨てられるよ。きっと何年も立ち直れない。あんたの命取りになるから絶対やめときな…

潜在意識が、「易」を通して私に何度も忠告を出してくれていたにも関わらず、私は自分の煩悩の思うがままに進みました。

その選択が間違っていたのか…、あるいは、カルマの精算という意味では自分に素直に従って痛みを経験するのも必要なことだったのか、答えはわかりません。

そして、結果的に相当な痛みを被ったにも関わらず、その後も相手との復縁を強く望み続ける、執着心の塊の自分がいました。

どうがんばっても叶わないんだろうな、ということは頭の隅でわかっていたのですが、「ピュアなところのある人だから、もしかしたら今でも私だけをずっと一途に思い続けていてくれているかも知れない、そうでありますように」と、自分に都合の良い状況を念じていました。

実際には、相手はさっさと前を向いて、新しい出会いを楽しみ、新しい価値観を吸収し、私のいる場所からどんどん遠く離れたところへ進んでいました。
その時点で、恨みや後悔を含んだ重たい念を放つ自分を今さら相手が好きになる訳はないのです。バイブス(あえてこの言葉を使います)がもう違ってしまっている訳ですから。

復縁という奇跡的なイベントがいつまで経っても起こらないということは、つまり、そういうことなのだ…、と早く目が覚めれば良かったですが、私は過去の思い出に意識を置き去りにして、狭い視野のまま、長らく「待ち」の状態を続けていました。

今になってわかります。
新しいスタートを切ることよりも、過去にとどまったまま復縁を待つほうが、ある意味楽だったのです。
そして、今思い返すと、そうするしかなかったし、それで良かったんじゃないかな、と思います。
あえて断ち切ろうとせず、相手に魅力を感じなくなるまで、放置しておく。どうせ相手を思い出しては何度でも復縁を望んでしまうのですから。
その間、気が進まないけれど、新しい趣味を始めてみたり、気が進まないけれど、行ったことのない場所へ旅してみたり、そういった積み重ねが、水面下で少しずつ私を変化させてくれていたのかも知れません。数年かかりましたが(笑)。

そして、ある日突然それはやって来ました。
はっと我に返ったのです。
なぜあんな人に執着していたんだろう?と。
あれ?ぜんぜん好きじゃない…。ただの○ズじゃん…。
魔法が解けた瞬間です。
その時の解放感、身体が軽くなった感覚は、なんだか至福でした。
たぶん、バイブスが変化したのでしょう(笑)。

私は本当に、ただの人間です。時々「先生」と呼んでくださる方もいますが、とんでもない…。私と相談者の方の関係は、対等だと思っています。
だから、相談者の皆さんを「さん」付けにしています。
私の事も、さん付けで大丈夫ですよ。

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ただの人間ですが、だからこそ、易には本当に助けられています。
ポンコツな私の、頼りになる相棒です。
気になる方は、どうぞ。
Aja☆彡

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