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春一番みたいな風が吹いた。

木曜日は、わりと心身ともに調子がよい。しかも朝から天気も良いとなればお昼は外に行きたいなぁと思う。そんな日はワクワクしながら会社へ向かう。

この3年ほど、通勤途中にあるのに決して入ることはなかった備屋珈琲店。これで「びんや」と読む。なぜ入らなかったのか、は、ただただ縁とタイミングが合わなかったから。あと、決定的なのが、「絶対に旨いだろう」と行かずとも予想ができたから。

よくよく調べてみると、鎌倉やら福岡やら日本のいろんなところにポツリポツリと点在している。これだけで、チェーン化して量的に稼いでいるお店ではないことがわかる。おそらくは出店者側が明確な理由があって、それだけ店舗を点在させているのだろう。そういうお店ってある。そして、なんだか存在感が小気味よいのだ。

今回も、たまたま昼に用事があって恵比寿の猿田彦珈琲本店まで足を運んだついでだった。せっかくここまできたし、入ったことないお店に入ってみようと思った。春一番のような風に当たったからかもしれない。

あとは、今月のしいたけ.さんのnoteに『2月のしし座』ってのがあって、いろんないいことばが書いてあった。

有料部分なので少しだけ紹介すると、

この2月に関しては「未来」のことについては一切考えなくて良いです。

とか、

とかね。このnoteは、じぶんのためにも今後も定期購読していこうと思った。たとえそうならなくても、じぶんを肯定できる「きっかけ」は人生にいくつあってもいいと思う。そして、そうした『アゲ』は、じぶんでじぶんに仕掛けるのだ。じぶんでじぶんのご機嫌をとる。これはおもしろがって生きる秘訣の一つ。

そんな勢いだけで飛び込んでみたけど、ビーフシチューも珈琲もやっぱり美味しかったなぁ。

イケウチな人たち。

その備屋珈琲店では、ゆっくりと雑音なく読みたかった記事を読んだ。

今月ローンチを迎えた、このオウンドメディアをご存知だろうか。noteやツイッター界隈ではとても多くの反響が寄せられているように思う。もちろん、ぼくがそうした人たちばかりをフォローしているから…という理由も間違いなくある。

下記のnoteは、最近よく読んでいる平山さんの記事。ツイッターもとても勉強になるし、何より楽しげなので、よく読んでいる。もちろんご本人とはお会いしたことはない。

理想形なオウンドメディアとして。

あとは、ぼくに到底ご縁がないだろうと思っていた、キラキラした(あくまで印象だが…)旅するライターの伊佐さんもインタビュアー&ライターとして参戦。

イケウチオーガニックを選ぶ店。

なんだか、一言で言えば、関わっている人たちの筋がよいのだ。

この『筋がいい』ということば。

なにかと最近使っていて、一見嫌味に聞こえてしまいがちかも知れないが、決してそうではない。

『筋(すじ)』が通っている、だったり、

『筋道』が明確であったり、

『筋肉質』な人たち(いわゆるタフそう)であったりと、『想い』にあふれた持続性を感じるのだ。

そういう意味でもぼくは、いろんな業種業界において、『筋のいいひと』たちの動向だけを注視したいと思ってきた。いられるものなら一緒に同じ未来を見ていたいとも思う。天賦の才ではなく、思いやりや心根をだいじにしたいとも思う。

この『イケウチな人たち。』のウェブサイトを、ぼくは今日初めてちゃんと『読んだ』のだが、読んでいて清々しい。

どこにも着地することのない気持ちの部分、想い、愛というような一見『ふわふわとした』話は、仕事における『アンチロジック』として対局無下にされがちだ。でも、ぼくは本当にだいじなのはそこにあると思っている。

インタビューの中で、レストランSioの鳥羽さんの記事があった。そこにはこんなことばがあった。

最後は、人と愛なんですよ。でもそういう青臭いことを言うやつが世の中から減っていますよね。でも本当はみんな知ってるんですよ、それが一番大事だってこと。

そう、それが一番だいじだとぼくも思う。

ああ、なんてことばがきれいで、心地よい場なんだろう。この場ができるだけ無理なく、そして長く続きますように。

ぼくにとって極上の場である『ぼぼ日』。それに加えて、心根のある記事を書くウェブメディアが、また一つ増えたのかと思うと、とてもうれしいし、忙しい。じぶんの仕事に加えて、愛のこもった仕事を、ひしと受け止めるための時間と心の余裕を作らなくてはならないのだから。

おわりに。

今日もちゃんと書けたし、読めた。ここまで読んでくださってありがとうございます。

風の強く吹いた日。『今治タオル』という名前しか知らなかった男が、『イケウチオーガニック』の輪に入りたいなって、真剣に思ったという話。


ぼくも誰かの応援をしようと思います!