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旅をしながら人と会い、住処を考える、と1月17日の日記

ヘッダー写真は“土湯温泉郷”です。最近お気に入りの宿があって、また行ってきました。

土湯のまちは静かに佇む

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ぼくが土湯に行く時は、だいたい月曜〜水曜日あたりの平日なので、街はすごく静かなんです。

でも、その感覚が最初からあるので、もしかしたらこの街を好きになれるかも知れない…と思いました。

すごく“映え”て、人でわんさか賑わっていて、楽しいところもたくさんあるような街なら、“ぼくがそこにいなくてもいい”からです。

自分が考えていることって極端な話、そういうことなんですよね。

自分がいるだけの意味があるのか?

地方の街に移住する(ごめんなさい、土湯に移住するわけではないです笑)となった時に、自分の家族を伴って3人でお引っ越しをする…ということは、少なくとも全員の生活が、かなり大きく変わることであって。

27歳の時、東京に来てからというもの、都会で働きながらも心は半分以上「地元・福島」にあった。実際に福島の復興支援事業を主な仕事としてた。

それが、唯一自分を地元に結び付けていた。

楽天をやめると共に、復興支援の仕事を離れて、今度はさらにソーシャルな公益財団(給付型奨学金)の運営者となった。

楽天で4年、財団法人で5年目となる今年、それなりにグズグズと楽しんでやってきたけど、ようやく次の一歩を踏み出せそうだ。

タイミングは「今」なのか全くわからないけど、生きているうちで「今だ!」なんてことはこれまでも一回もなかったわけで。

その都度都度で踏み出してみて初めて、「ああ、あそこだったんだな」とわかるようなものなんだと思う。

「ふくしまテレワーク」っていうこの制度を利用して、福島各地の「今」を数年ぶりにじっくりと人と会って、話をして、しばらくそこに滞在する中で感じることができた。

それは全然「生活者」としてではないのだけど、それは結局住まないことには体感はできないのであって。

「生活者」と「観光客(帰省客)」の間のところにある微妙なラインの存在を今回はとても強く感じることができた。

3.11の震災の後、思い描いた「力をつけて地元に戻ってくる」が、もう少しのところで実現できそうだ。

とれる手段は無数にある。

数ある選択肢の中で、今の自分と、大事な2人の家族が「よりよい時間」を過ごせるようにしていきたいな、と思う。

 *

1月17(日)

朝、すごく早く目覚めて4時起き。福島入りする日。

お風呂に入って考え事をする。1日のこと、1週間のこと、月内のこと。ラジオを聴いたり、YouTubeも見たりする(珍しく!)。

昔すごく好きで、自分でもコンビを組んで歌ったりしていたので、すごく懐かしくて全部観てしまう。宮迫って、やっぱり歌がうまい(声が出ていてすごい)と思った。

6時くらいまでゆっくりして、一年くらい前のドラマ「半沢直樹」のシリーズ2を観る。録りためてあったので。一気に全部。

ドラマって流行っている時に同じ言語と肌感覚で話題を共有できるのももちろん楽しいのだけど、小さい頃からそういうのがとても苦手でして。こうやってみんなが話題にしなくなった頃にひっそりと観て、冷静に「面白い」のか「そうでもないのか」吟味したりするのが実は好きです。(趣味わるいですね笑)

でも、結果的にこの“サラリーマン歌舞伎”は非常に面白くて、どうして世の中にウケるのか?を、自分なりに頭の中でまとめたりした。

今度、こういうnoteも公開したいな、と思う。

午前中は整体の先生のところへ行き施術を受ける。肩まわり、背中、腰、だいぶ移動と大荷物で疲弊していた。これからも移動が多いので、「リュック」や「旅のカバン」にはもう少し気を遣ってみようと思う。

目的は「移動」ではなくて「快適な時間の確保」だから。

整体終わり、帰宅して、お腹が減ったので、納豆を食べたり、甘酒やコーヒーを飲んで空腹を紛らわす。

その後、家族で近所のイタリアンにランチ。いつもよく行くお店なのだけど、今はぼくも東京にほとんどいないし、夜の営業も20時まで。

なかなか行けないので、こういうタイミングで行けるとちょうどいい。

江古田の『peace』

遅めのお昼を食べ終わり、一旦帰宅して、娘は買ってもらったばかりのローラースケートを履いて公園に行くのだそう。

それと同時にぼくは福島に向かうため出発。18時を目安に土湯温泉の『YUMORI』へ向かう。新幹線もガラガラで「緊急事態感」はこういう時に実感する。

福島駅について、今回の初めてのレンタカーを借りる。この時はまだ雪は降っておらず、ルンルン気分で土湯へ向かう。

やっぱり運転するのは好きだな自分、と思う。が、車はできるだけ買わないでおきたいとも思ってる。安全面はそうなのだけど、運動不足が深刻になりそうで、そこだけ悩んでる。

買うなら、絶対に「ジムニー」にしたいとも思ってるのだけど。“雪国仕様”に、フルカスタマイズした上で。

これは、沼です。


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小川大介/自家焙煎喫茶WEEKEND
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