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グリークラブのこと
大学4年間を過ごした、男声合唱の話をしよう。
昨日は、早稲田大学グリークラブ(以下:ワセグリ)の歌の練習に行ってきた。
やっぱり歌はいい。
久しぶりに腹から大声をだして、日常のストレスを発散し、気持ちがよくなった。
僕が大学時代を消費したワセグリという団体は、創部110年を誇る男声合唱団体だ。歴史と伝統にあふれた早稲田大学の公認サークルの中でも特に異質な存在で、OBとのしがらみにまみれた、すばらしい団体だ。
男子校出身の僕は何を血迷ったのか、華のキャンパスライフを入学早々にあきらめこの男声合唱団体に身を投じることになる。
詳しくはまた書こうと思うが、たまたまわれわれの代(平成20年卒)が、記念すべき100代目ということもあって、定期演奏会はじめ全てが「祭り」。
いまとなって身震いするほど貴重なご縁にめぐまれた代だった。
下記は、公式HPから引用。
そんなワセグリが、100周年をきっかけにして、これまでのOB、関係者などをひっくるめて「新たな1歩を踏み出そう!」的な主旨ではじまった「オールワセグリフェスティバル」というイベントがある。
これは5年おきに開催され、今回が第3回。
各代をグループに分け年代別演奏会を行い、ワセグリにまみれた1日にしようよという、非常に自分本意なイベントだ。
個人的には、男声合唱に興味がある人なんかいないと思っているのだが、念のためご紹介を下記に。
(個人的には、このバナーも変えるべきだと思っている。僕だったら行きたいと思えないから笑)
卒団して10年、僕は熱心なOBでもないので、関係する代がすべて卒業した今、現役の演奏会にもほとんど行くことはなくなった。
ただ「歌うこと」は、あいかわらず大好きだ。
昔、野球部時代もそうだったが、練習よりも試合が好きだし、人のゲームを観るのは嫌いだった。これは合唱にも当てはまる。練習より本番が好き。他人の演奏会を聞くのはつまらない。これは治しようがない性分らしい。
せっかくの歌える機会ということもあって、今回の「オールワセグリフェスティバル」はそこそこ楽しみにしている。
いろいろ書くと長くなってしまうので、最後に今回歌う曲目を紹介して終わりにしよう。
1、Ej,DZINI DZINI DON
スロバキア民謡で「収穫祭」の意。
2、民衆の歌が聞こえるか
ミュージカル『レ・ミゼラブル』にて、ご存知の1曲。
3、斎太郎節
『斎太郎節(さいたらぶし)』とは、宮城県・松島湾一帯に伝わる日本の民謡。櫓漕ぎ(ろこぎ)歌、カツオ漁の大漁祝い唄(うた)として歌われた。
ワセグリの名物。
4、稲風
ワセグリのために作られた男声合唱組曲から。
100代目の僕らが委嘱・初演となった思い出の1曲。
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