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珈琲豆を買いに行くという行為、と10月30日の日記

ようやく買いに行きました、珈琲豆。

先週豆を切らしてから、新しいものを買いに行くタイミングがなくて、そうこうしているうちにしばらく飲まないでいる日が続いていました。(とは言っても5日くらいなんですが笑)

ぼくは、基本的に平日に豆を買うことってあんまりないんです。週末に行きつけのお店にいきがてら、少し話をして帰ってくる感じ。それか、遠出した時に買ってくるか。

近所のお店にいくときは、豆を買っているのか、しゃべりに行っているのかわからないくらいです。そんなことを考えてたんです。

で、昨日はとにかく自分の淹れた珈琲が無性に飲みたくなって、お昼休みに抜け出して、珈琲豆を買いに行きました。

恵比寿、猿田彦珈琲の別館豆屋。

猿田彦珈琲って、今でこそ新宿のビームスとか、先日オープンした「誠品書店」とか、わりと目につくところに出店していて、すごいんですが、実は恵比寿が本店なんですよね。

本店は、すごく手狭な店内で10人もお客さんが入るともうギュウギュウな感じ。街の大通り沿いにあるので、テイクアウトでも良いというお客さん用のファストメニューもあったりします。

ただ、喫茶店や珈琲屋の魅力って、“珈琲”を介して、お店の人とフランクに話せることだと思っているんです。

もちろん、話をしたくないような時もありますよね。そういう時は、片隅にそっとしておいてくれる…そんなお店もぼくにとっては貴重な存在です。(今回、その話は置いておきます。)

今って、とてもクオリティの高い豆とか味が求められているので、お店側もどんどん扱う品種がよくなって、だいたいどこへ行っても安定した美味しさが手に入るようになりました。

こうなってくると余計に、お客さんとお店の人とがちゃんと話せているお店かどうか?に、ぼくの意識はいきがちになります。

先ほどあげた猿田彦珈琲。

すごくいいところは、本店のカフェも、豆屋の店員さんも、すごくフランクに話しかけてきてくれて、“会話”が成立するところなんです。

珈琲の味とか、焙煎の話とか、専門的な話はもちろん知識としては必要だけど、買いに来ている人がそういう情報だけを求めているわけではない。むしろ、セールストーク以外の部分が重要だとも思っています。

「知識」や「情報」であれば、相当深くて、手に入らないもの以外は、ネットで調べればある程度出てきますからね。

「商売になる話」以外の部分で、どれだけお話ができるかで、そのお店の本当の力が見えるんじゃないかなと。

よく行くお店の店主は、とても朴訥とした人で、一見話好きには見えない人です。ただ、こちらから興味を持って豆の話を聞くと、相手にわかる範囲で堅苦しくなく、教えてくださいます。

ぼくもこうなっていきたいなと思わせてくれます。

これって、タイプがひとそれぞれあるんだと思いますが、こちらの聞いてない範囲のディティールまで話をして、自分の好きことを話続けてくれる方も中にはいます。そういう方って、実はものすごく人見知りだったり、お話下手であることが多いです。

たとえば、テストが始まって、覚えている答えを、答案にババーッと書き写していくような感じ。瞬発力系ですね。

ぼくは逆に、今日は話し足りなかったな、くらいに思うくらいでもよいかと思っています。「あのこと言いそびれちゃった。」とか思って、また行った時に話そう、って思ってもらえるかどうか?

その辺の温度感って、とても難しいと思うんですけど、あくまで「姿勢」としては、こういう感じでやっていきたい。

もちろん、相手が話をしたい時は、とことん付き合って話を聴くのはだいじだと思います。それは、人と人とのやりとりの基本。

珈琲豆を買いに行くといつも気持ちよくお話して、送り出してくれる。

全然関係者でもないけれど、「猿田彦珈琲」のいいところを一つあげてくださいと聞かれたら、店員さんのそういった姿勢を伝えたいと思っています。

お店に行くこと、とても勉強になります。

10月30日(水)

朝、起きると7時ちょっと過ぎ。妻は少し寝坊気味で、あわてて出かけていく。朝のこの時間をもう少し、ゆったり流していきたいなと思う。

娘が起きる前に、noteをアップ。最近、内省気味なので、文章もそんな感じなってます。

娘を送っていき、自分も出社。だいぶ風も冷たくなってきたけど、いい天気で気持ちいい。

昼、家でスープジャーに入れてきたお粥を食べて、ゆっくりあたたまる。少し、体調を整えたいなと思った時は、しばらくあたたかいお粥を持っていく時があります。漢方の本を読んで参考にしています。

午後は、少しやる作業と、文章を書く仕事があったので、それを着手し、ある程度目処がついてから退社。一旦、落ち着いている時なので、自分のテンションも落ち着けていきます。

夜は、妻のジャニヲタ友達(ぼくも昔からの知り合い)がコンサートがてら自宅に泊まりにくるとのことだったので、娘と、その友達の二人の子を預かる。妻は今回一緒にいくわけではないので、完全に子守り役として協力。

子供3人を相手するということなので、早々に食事をアウトソーシングした妻。ぼくにも、近所の定食屋で注文していた「豚の生姜焼き&メンチカツ弁当」を買ってきてくれていたので、それと缶ビールを一本いただき、あとは、怪獣のような子供達の相手をしつつ、寝る準備。

いや〜子供って何人か一緒にいると、輪をかけてすごくなるなぁ。

幼稚園とか、保育園の先生方には本当に、頭が上がらないです。はい。


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小川大介/自家焙煎喫茶WEEKEND
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