連休最終日、じっくりとバターチキンカレーを
ぼくの実家のある福島には、実績、人物ともに尊敬するクリエイティブディレクターさんがいます。その方から連休前に連絡がありました。
「地元のカレー屋さんと共同で、スパイスキットをリリースするのですが、いくつか質問させてください!」
その方は、非常に多くの福島県内のプロジェクトを官民問わず手がけていて、企画力やアイデアも豊富。にもかかわらず、こうやって気軽にLINEでポンっと気になることや、アイデアのブレストみたいなレベルのことを投げてきてくれるのは、正直うれしい。
「人」の「言うこと」を「頼る」で、信頼。
じぶんから頼り、他人から頼られる関係というのは、「重荷」と感じる人もいるし、そういう時だって実際あるのかも知れないけど、概してイヤな気になることはない。
そういう「貸し借り」のようなことをして、人は「信用」ってもののラリーをして、育み、膨らませていくんだと思う。
気軽に人に頼ることで、物事をよりいい方向に進めようとすること。
可能性がありそうなところは惜しまず当たっていくこと。そして、いろんな材料をもとに、じぶんの感覚を信じて結果に落とし込むこと。
一連の動きを見ていて、やっぱり、とても尊敬できる人だなぁと思いました。
そんな関わり方をし、世の中に出たら、それはそれは買って、使ってみようと思うもの。
なんか、すごーーく久しぶりに「スパイスカレー」に取り組みました。家族も喜んで食べてくれて、すごくたのしかった。
スパイスキットについての相談を受けて、それに答えているうちに、勝手に「関係者の1人」になっていました。ふふ、おもしろいです。
さぞ単純な奴だと人は思うかも知れません。
だけど、それがぼくなんです。
これまでもそう。
「いいな」とか「たのしそう」とかいう感情がよぎった時。
そんな風な、度が過ぎるほど「単純な動機」が芽生える時、それに素直に従ってみる。
子どものようにじぶんを動かしてみる。
そうすると、えてして心地いい時間を過ごして、いい気持ちが得られるものです。
ただ、そこには「ワナ」がある。
ちょっとだけ「面倒だな」という裏の感情が現れる時が多い。
今回で言うと、買い出ししなきゃだし、時間もかかる。パパっと作れるご飯はよく作るけど、なんだかゆったりと何かに取り組むのは久しぶりな気がします。
前に「あんこ」を作った時以来か。
でも、最近気づいたんです。
「面倒」を探しにいけば、それは「たのしみ」の裏返しだってこと。
たのしそう!やってみたい!いいな!と思ったその裏で、頭が勝手に探し出すんです。
「やらない理由」や「できない事情」を。
だからこそ、それが発動されたら、あえてそれを拾いにいってみればよいんだな、と。
じぶんの感覚を「日記」的に観察してたらそう思いました。そして、今回はたしかにそうでした。
カレーをスパイスから作る…なんて、まさに「不要不急」の代名詞みたいなものですが、今だからこそ、そういう一見「面倒」で、じぶんがあまりやらないようなことに取り組むチャンス。
じぶんの考えのクセの裏を取りにいってみる。
ステイホームな毎日で、じぶんと向き合うことも増えているからこそ、こうしたじぶんのの思考にも気づくことができました。
連休最終日も、「いい時間」を過ごせて、心が喜びましたという話。
ちなみに料理しながらずっと流していたラジオで、J-WAVEのライブ「音楽を止めるな!」を聴いていたんですが、ものすごくいい番組でした。
こういう時に、クリエイターや、アーティストの真価が問われる。
いや、一個人としてのじぶんも、そうか。
ぼくも誰かの応援をしようと思います!