ひとつお知らせ、と9月20日の日記
「お知らせ」って言うのは通常、すごく前向きで、何かこう、決めました!!的なものが多いと思うんですけど、決めたことは決めたんですが、結構、乗るかそるか的な話でもあって正直、どうなるか?って感じの話です。
これからのことです。
ぼくには、「地元に寄り添って生きる」というひとつライフスタイルの目標があるんですが、それがわりと最近、「もしかしたら、自然とできているかも。」と確信しているのと同時に、「それならば、どのくらい深く関わるか?」という思いを常に持っているんです。
だったら、「仕事はどうするか?」っていうことも、とても大事な話として、この一年くらいずっと考えてきました。
今、東京で従事している仕事(クリエイター支援の財団運営)も、すごく楽しくて、日々刺激が一杯。
10代~20代の若いエネルギッシュなクリエイターとのやりとりは、とても自分に合っているなぁと感じているんですね。全然、まとまりはないんですけどね。笑
ただ、20代で一度、震災をきっかけに、「企業人」としてのキャリアを自ら折って、ある意味「世捨て人」となって、「自分のやりたい思い」にまっすぐ、時にいろいろな社会の壁にぶつかりながらもやってきて、今があるんです。
(この辺、すごく長くなるから、別のnoteをご参照)
で、正直なところ、「いつまでもこの刺激を楽しんでいても、しょうがない。」とも思っているんです。
地元福島、会津で、自ら何かを作りたいなぁと考えているんです。
それで思いを整理するべく、去年こんな「有料マガジン」を作っていました。
当時は、「お店(架空の店舗も含めて)をやる。」という方向で考えていて、かなり「珈琲」に特化させた考え方をしていたんです。
ただ、これ、去年の時点で一旦更新をストップさせています。
理由は、「ある違和感」からなんですね。
で、「その違和感ってなんなのか?」っていうところと、「それじゃあ、その違和感に対してどう対処して前に進んでいくの?」というのが、今回のお知らせになります。
それでは、できるだけまとめて書くので、しばしお付き合いを。
もうすでに長いですよね、すいません。
発起時点での思い
去年の時点ではまず、「“珈琲作り”と“地域での仕事”をどう両立するか?」という思いがあって、「そしたら、それをどう実現させようか?」を考えながら走ってきました。
自分でイベントを企画したり、人の企画してくれた飲食のイベントに出店したり、焙煎の研究をしてみたり、気になる珈琲屋さんを徹底的にユーザーとして使ってみたり。
まぁ、インプットとアウトプットを、結構な勢いで回していたんですね。
ご縁もあって、小豆島まで行ったりしました。笑 今年はリモート開催みたいだけど。
それで、「自分が提供(差別化)できる“商品”ってなんなの?」という部分を穴が開くほど、じっくり見つめていました。
そうしているうちに、本質的な部分に行き着きます。
すごく極端な話になるんですが、怒らずに聞いてくださいね。
「珈琲」を飲む≠「カフェイン」を飲む
「珈琲」の定義は、「カフェイン」+「旨味」だと当然のように思っていました。
だけど、こう思うんです。
「カフェイン」って本当に、必要なんだっけ?
まず、こういう感じになってしまったんです。笑
早くも、“沼化”の匂いがする。
で、こうなるとどうなるかっていうと、「カフェインレス」や「デカフェ」というメニューを手当たり次第飲むようになるんですね。
それが、今です。
これ、すごく問題なんです。
なんでかっていうと、今、デカフェって、正直“ひとつも”おいしくないんです。
本当に、ただの一つも美味しいと思えるものがない。あったら教えてほしいんです。
全力で、どこまでも飲みに行きたい。
でもそれって、お店とか商品が悪いわけではなくて、作るプロセスの過程で、仕方がないこと、とも思っている。
すごく簡単に言うと、「カフェインを抜く」作業の中で、珈琲の旨味、醍醐味の部分が一緒に溶け出してしまう。
これは厄介な問題です。
で、ぼくはここの分野にすごく興味があって、やってみたいな、と思っているんです。
これが、お知らせの一つ目です。
え?って感じですよね。
「ちょ、おま、デカフェ専門店やるつもりなのかよ?? 売れねーよ、絶対!」って、声が聞こえてきそうです。
そうじゃないんですよね。
“ひとつ上の選択肢”を増やしていきたい
結論から言うと、ぼくは「選択肢を増やしたい」んです。
しかも、“上質な選択肢”を。
珈琲はやっぱり飲みたい。でも、今日は遅いし、デカフェにしておこうかな。
そういった思いに、「美味しく」応えていきたい。
それがぼくの気持ちの素直なところです。
これ、もしかすると、すごく長い旅になるかも知れません。
だからこそ、ここでみなさんに宣言しておかないと心が折れる可能性あります。笑
“下手な”演奏や歌を聴きたくないのと一緒で、
“おいしくない”珈琲には、価値がないと思っています。
ここはしっかりと言っておきます。
価値がない。
「おいしいは、マナー」だし、当たり前の水準だと思っています。
心からそう思っているので、自分の納得のいく選択肢を見つける旅に出ます。
…あ、ひとつ言っておくと、実際に「旅」に出るわけではないですので、あしからず。
珈琲の農園とかに行くのは、まだ先の話ですね。必要があれば、行きますが。
まずは、現時点でどのくらいのおいしさがあるのか、を今後のこのマガジンで更新していきたいな、と思っているのです。
なので、応援していただける方は、マガジンを購入していただければと思います。
ええとこれ、“一回買い切りタイプ”なので、よくある“月額タイプ”ではありません。
一度買っていただくと、ずっとそこに更新していきますので、個別で買うよりも断然お得。
あとは、何よりも、ぼくへのプレッシャーになります。
「更新しろよ」っていうね。笑
というわけで、もう一度告知しておきます。
さて、次!
「地元と関わりながら生きていきたい」という話
はい、では、ここからはもう一つのお知らせです。
すみません、今日は長くなってます。5,000字くらいになってるかも。
読まなくてもいいので、軽く流していってくださいね。
近いうちに福島県にUターンしようと思っています。
(え?笑)
いや、これ100パー本気、なんですが、ただ、この“近いうち”というのがいつになるかな、と。
もしかしたら、それが「重要」と思われる人もいるかも知れないんですが、ぼくはそこまで時期にこだわりはないんです。
だって今って、まさに計ったかのように、「テレワーク全盛期」なんで、東京に住みながら、福島の仕事の打ち合わせができるんですからね。
プロフィールにも書いてある通り、すでに数年前から、「2拠点生活」をしていて、地元の人たちとやりとりしながら生きているんで、「ライフスタイル」としてはこれからも全く何も変わらない。
ただ、メインの居住地(家族を含めて)をどちらにするかは、その「比重」の問題でもあります。
すでに片足を突っ込んで生きてるんで、どっちに重心移すかってだけの話。
早ければ結構早い、かも知れない。
数年後かも知れない。
確実なのは、「地域に関わりながら生きたい」ということ。
はいこれ、結構大事なことなので、もう一度省略せずにちゃんと言いますね。
「珈琲屋になりたい」わけじゃない
去年、結構な数の実験を繰り返しながら思ったことは、珈琲を淹れる一つ一つの所作や、その儀式的なこと、店主として商品を提供すること自体は、“好き”ではあるが、“得意”ではないな、ということ。
ひとつのコンテンツとして、それを高めていくことよりも、ぼくはそういうものに敬意とリスペクトを持ちつつも、いろんな情報や人、もののつながりを再定義したり、その場に並べてみたり、入れ替えたりして“編集(アレンジ)”していくことが得意なんだと気づいたんです。
だから、ぼくが提供するものは、極端な話、「珈琲」じゃなくても、いい。
トータルで、「楽しめる遊び場」ができて賑わってもらえたら、それでいい。これはほぼ日的な発想でもあります。
遊び場を作る。
なので、すごく矛盾するように聞こえるかも知れないですが、これが本音なんです。
本音なんて、時に矛盾をはらむものです。
正直に書いた方が良いと思うので、書きますね。
ぼくは、「“珈琲屋”になりたいんじゃなく、“地域”と関わり合いながら生きていきたい」んです。
だそうです。
前段であれだけ、「デカフェが!」とか言いつつも、ぼくは「珈琲屋」になるつもりはないんです。
なんでかって言うと、世の中の珈琲がそもそももうすでに、美味しすぎるんです。笑
そう、世の中がわるいんです、うそです。
ただ、その中でぼくの人生の時間を使いたいと思えるのは、さきほど書いた、「デカフェの飲み歩き」と「研究開発(R&D)」
まぁ、そのくらいかな、と。
そこは諦めたくないところ。
ここもと、珈琲自体の高付加価値化(スペシャリティーとかの話)によって、確実に味は美味しくなっている。
なので、ぼくはそこに関与するつもりはない。
美味しいものを、美味しいままに飲めればぼくはもう満足。
ただ、やっぱり、世の中の「健康志向(脱アルコール、脱カフェインなど)」の流れは、今後も止まることはないから、それはそれとして、手を打っていきたい。
人は今、“自分をコントロールしたい”と思っている。
なによりも、「自分」がそこに強い興味を抱いているからです。
「健康(安心)」と、「美味しい」を両立させたい。
そのための勉強をこれから続けていきたいと思っています。
というわけで書いてきたことまとめます。めっちゃ長くなった、すいません!
・「デカフェを探す旅」に出ます。探さないでください。
・大事にするのは「地域と関わりながら生きていく」そのライフスタイルを重視。
・というわけで、「福島・会津Uターン計画」は進行中。今後をお楽しみに。
・今後の経過は随時、「有料マガジン」で更新していきます。応援の意味も込めて買ってもらえたらやる気がでます。1,000円だけど、買い切りです。
はい、終わり!
朝4時からクリアな頭で書き殴ったnoteでした。おつかれさまでした!!
それでは、最後に今日の一曲を。
珈琲にまつわる歌です。先日行ってきた小さな音楽イベントにて人生で初めて「7インチレコード」を買いました。実家の古いプレーヤーに、コンポを配線して、聴いてるんですが、おしゃれで、すごくいい音楽です。
また趣味が増えそうで泣きそうになってます。笑
毎日、たのしいですね。
*
9月20日(日)
朝、6時に目を覚まして起床。前日は25時20分頃に就寝したみたい。記録によると。
最近、睡眠時間について結構詳細に記録しているから、やっぱりApple Watchは新しいものを買おうと思っています。
実物をまだ見ていないので、東京に帰ったら見に行こうと思っています。そろそろ出回ってるのかな。
少し本読んだり、前日夜に聴いた音楽を聴き直したりする。
明るくなってきてから、ウォーキングへ。ちゃんと5分ランもする。涼しくて気持ちいい田舎の風景。蕎麦の花。
とても行きたかったお店にランチの予約をしていたので、朝ご飯は軽めにコーヒーを飲むだけにした。
11時にお腹を空かせて、会津で今一番注目されている「紺と種」に行く。
妻と娘、カフェ好きなぼくの母と妹と5人の大所帯。真ん中の座敷のテーブルに通される。
ごちそうセットを注文して、玄米を食べる。よく噛むし、玄米美味しいって久しぶりに思った。また、家でのご飯、玄米に戻そうかな、と思う。
炊くのがちょっと手間なんだけどね。
食後に友人の店がオリジナルのブレンドを作っていたのでそれを注文。おいしくいただきました。満足度の高いお店です。会津に来るなら、
ぜひ予約を!
天気も良かったので、家族みんなで猪苗代へ。
ロードサイドのカフェ「デンデンコーヒー」の中にある「シャンティー」という服屋に立ち寄る。
妻は、そこで靴(6,000円弱)を買う。
いつも通り、値札を見ずに買うので、レジで安すぎて思わず聞き返したとのこと。笑
ぼくは別に買うところがあるので、ここでは物色のみ。しかし良いラインアップだ。
夕方から猪苗代の「SORANOYAMA」の会場となる古道具屋の「glow」をしばし眺める。
良い感じのお皿を3枚購入。1,400円ほど。うつわが、相変わらず好き。
その後、もう一つの行きたかった「Roots」という場所が、現在休業中でコンビニなど寄って少し時間をつぶす。
セブンに寄って、飲み物を調達する。サラダチキンなどで少し小腹を満たす。
二日目の「SORANOYAMA」は、変わらず最高。夕陽が沈む風景をバックに音楽を聴けるなんて幸せ過ぎる。このイベント今後も各地でやっていくみたい。楽しみがまたひとつ増えた。
イベントが終わり、お誘いした地元ベンチャーの経営者の方に車に乗せてもらい実家まで送っていただく。
いつもいつも、恐縮です。
帰ってきたら妹夫婦が夕飯を食べに来ていて、ぼくも少しだけ鍋をつまむ。あたたかくて美味しい。しお鍋。
その後すぐに21時30分頃~24時まで仮眠、というか寝落ち。
起きてから、お風呂にゆっくり入り、ラジオを聴きながら本を読んだり、その日のnoteを書いたりする。
2時過ぎにもう一度就寝する。
不規則なようだけど、むしろすごく睡眠時間は確保して、運動もしている。
最高の連休2日目!
毎日が、楽しい!