『人を育てる』という傲慢さについて、と8月23日の日記
Forbes Japanの10月号で、依頼のあった財団へのインタビューを掲載いただきました。60ページからの、『次世代の才能の育て方』という項。
コンセプトアーティストの田島光二さんが表紙ということで、ここだけ見れば、すごく筋のいい雑誌に見えますね。
中身がどうこうよりも、普段、全く目に入らないし、手に取らない雑誌なので、献本いただいたので、珍しく記事も読んでみてます。
田島さんと言えば、こちらの本がおすすめです。
不勉強がウリの僕は、この本の記事で初めて彼のことを知りました。
この『次世代』とか『次代』っていうワード、多くの方が興味を持つ分野だと思います。むしろ、希望の光はそこしかないんじゃないかって。
同世代でも抜きん出ている学生クリエイター、アーティストと一緒に仕事をしていると、やっぱりそれは思いますね。
日本の、世界の宝だなって。
というわけで、8月の後半戦は、随分と働きました。
自分の夏休みのためにも必死で笑
来週の8月26日(月)〜30日(金)が夏休みのため、昨日23日(金)が仕事納め的な勢いでした。
何の問題もなく、無事に終わりました。もしかして天才かも(⇦)
昨日リリースしたもの。
・3月に主催したイベント『KUMAEX2019』のアーカイブサイト。
・8月16日(金)〜17日(土)に開催した『Kuma Camp』のレポート記事
記事の中にも書いたのだけど、これって真理だと思ってて。。
これまで、3年間のクマ財団の活動を見て、感じることがあります。
ジャンルや専門領域の全く違うクリエイターたち。
彼らに何かを教えようとしたり、体験させたりするよりも、『お互いがお互いをよく知る場』が必要なのでないか、ということ。
そして、そんなきっかけとなる場を作ることの方が、より一層彼らの可能性を拡げるのではないか。
そう考えて、このような合宿の形式をとっています。
固まりきったプログラムも、大げさな目標も不要。
よく『才能を見つける』とか『才能を育てる』みたいな話ってされると思うんですが、あれって本当に傲慢だなぁと思って見てます。
だいたいそういうことをいう人(「人の才能は作れる」と思っている人)で、まともな人はほとんどいません。
今回のインタビューでも、結論『育てることなんかできない。』に終始しましたし、僕も本当にそうだなと思います。
未来の可能性にアプローチしたいなら、自由に遊べる場を作ること。
それだけでいいんですよね。
僕はそう思うので、勝手にできる場をもっともっと作り出したいと思います。会社もそうなったらいいんだけどね、多分無理だろうなぁ笑
*
8月23日(金)
朝、少し疲れ気味なのか、寝坊して、妻が先に出かけていく。毎週始まりと終わりは、娘のお弁当の準備(わりと詰めるだけの作業)はパパの仕事。
コーヒー豆切らしているので、会社に置いてある『スタバ・東京ロースト』を持ち帰ろうと固く決意。
noteをアップ。毎朝の思考習慣になっていていいと思う。時間も限られてる中だから、ちょっと物足りないくらいでいつも書き終えます。
昼、社内でお弁当を食べる。にんべんのシャケのり弁当。こういう何の変哲もないものが意外と生き残るんだよなぁと。
夕方にかけて、社外のベンダーさん、同僚のデザイナーさんと3人4脚ばりに力走しつつ、仕事を片付ける。
意義がある仕事は、どれだけ時間をかけてもいいと思ってます。だから、邪魔が入らない時に、できるだけ自分の世界観で仕事をするようにしてます。日中他の作業をして、わざと残業することもある。
帰宅後、一箇所誤植があったことを学生から教えてもらい、来週への引き継ぎメモに入れる。『言ってくれる』っていうのは優しさだと思う。『言える関係性』っていうのも大事だけど。
食事をして、ロードショーの『崖の上のポニョ』を少し観る。
娘がとても夢中になって観ていて、お風呂に入りたくないモードになっていたので、また借りて観ようということになる。やっぱりジブリの力ってすごい。
夏休みに入る前ということもあって、夜のうちに日記を少しつけて就寝。今週は、締め切りもあって、なかなかエキサイティングでした。
張り合いは、自分にとっては栄養みたいなものですね。
それでは、夏休み行ってきます!
ぼくも誰かの応援をしようと思います!