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毎日の珈琲が、味の探究
昨日の朝、ふと「フジローヤル」のサイトをチェックすると、一年前に時期を逃して買えなかった「手廻しロースター」が再販となっていて、迷わずに購入の申し込みをしました。
この焙煎機、かつて青山にお店を開業し、ビルの老朽化に伴い惜しまれつつ閉店した、大坊珈琲店店主の大坊勝次さん監修のもの。
焙煎機の種類や、形、日本製か外国製かなどいろいろと選ぶ基準はあるのだけれど、ぼくは焙煎を始めるとしたらこの焙煎機がいいな、とずっと待っていたのでした。
1キロ釜を、ガラガラおみくじのような要領で回していく。
単純な動きなのだけど、それが味に直結するのだから、おもしろい。
珈琲と正面から向き合うことを第一に考え、可能な限りアナログな方法でやりたいと思っていた。
しかも、世の中は外出できないこんなご時世。
屋内でこもって作業するにはうってつけだ。
実はうちの近所の喫茶店「ぐすたふ珈琲」では、去年の売り出しの焙煎機を購入されていて、何度かお店で味わい、目指している世界に近いと思っていた。
もちろん、珈琲の味作りは、焙煎だけではない。
「ぐすたふ珈琲」に関しては、ネル抽出や、お店の空気感にも左右されるとは思う。だけど、やはり珈琲の基本は、「良い豆をいかに焙煎するか?」にほとんどが集約されると思っている。
果実として採取され、精製過程を経て、生豆として国内に入り、焙煎され、抽出に至る。
珈琲に長年取り組んできて、この抽出の一段階上、焙煎をちゃんと自分の手でやってみたいという思いが、やはりある。
それは、この一年ずっと変わらなかったから、今回は機を逃さず購入申し込みができてよかったと思う。
これからは、目線が変わってくるんだと思う。
実際に自分で珈琲を淹れるようになってから、お店の味を比べたり、自分で再現できるかどうかを考えたりしてきたのと同様に、今度は焙煎についても考える余地ができた。
「焙煎は、沼だ。」と、言われる。
実際にそうなんだと思うし、だからこそそのおもしろさに取り憑かれた人たちが世界中にこれだけたくさん存在するんだろうと思う。
今後、焙煎について、書くことが増えてくるかもしれないですね。
そのうち、「ライブ焙煎」みたいなものもやってみようと思っています。
じぶんの好きなもので人とつながっていけるのは、幸せなことだなぁ。
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